今日11月11日は、昭和46年に川崎生田緑地で行われた斜面崩壊実験事故の日です。この実験は、斜面崩壊の発生機構を解明すべく斜面崩壊に関する総合研究の一環として行なわれたもので、実際に斜面に散水し降雨を再現することで、人工的に斜面崩壊を発生させ、基礎データを収集しようと試みでしたが、崩壊土砂が15人もの犠牲者を出した悲劇です。このあと、2003年に森林総合研究所が実験を行うまで、現地での斜面崩壊実験は見送られることになります。
http://www.ohta-geo.com/siryou23/kabayama.htm
http://www.ffpri.affrc.go.jp/shoho/n34-04/034-4.htm
森林総合研究所はその後、地下水の音を聞く装置を開発し、斜面崩壊のメカニズムに迫っています
地下水の音で土砂崩れを予測、長さ15cmのセンサーで「曝気音」を測定
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20080604/522174/
PCより現実の方が、はるかに精度が高い、実用的な結果が得られます。当たり前ですが、最近このことがわからない人が増えています。
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