防災ブログ Let's Design with Nature

北風より太陽 ソフトなブログを目指します。

防災対策は現地で単品オーダーメイド

2008年05月02日 | 防災・環境のコンセプト
○深層崩壊の予測手法開発 土木研、被害回避に有効
http://www.47news.jp/CN/200804/CN2008042901000261.html
「深層崩壊」の発生を、地形図などから予測する新手法を開発した。
 
(1)急斜面で、雨水が広い地域から集まる場所
(2)斜面の起伏など等高線にゆがみがある場所-の2つに着目した。
 
この2つと過去の発生の有無の3条件を、05年9月の台風14号で、宮崎市の鰐塚
周辺の渓流で発生した8カ所の深層崩壊に当てはめた。その結果、8カ所とも最低1つ
の条件に該当。3条件を各地の地形に当てはめれば、深層崩壊が発生する地域を事
に把握できることが分かった。
 
??そんなもん空中写真で判読した方が正確で早い。
空中写真判読や地表地質踏査などの主観と個人差が出る方法よりは、客観的な答えを求める方法が高度な技術だと勘違い(あえて勘違いと言わせてもらう)している、基準書技術者は確実に存在します。

現場こそ最高の教科書であり、基準なのです。
ワンクリックで買い物ばかりしていると、なぜその商品がそこにあるのか、周りにはどんなものがあるのかが分からなくて、1+1+の知識しかつかず広がりが持てない。でも、分かった気になっているのと同じです。

そんな、たったふたつの指標で大規模崩壊の場所がわかるんだったら、Google のスゴイ技術者が解決していそうなものです。

天上なき高い理想より、最低基準に合わせてしまったISOの凋落と同じ匂いがします。

最新の画像もっと見る