今日10月23日は、4年前に新潟県中越地震が発生した日です。
ところが、ネット上にでもテレビでも新聞でもほとんど扱いがありません。1月17日の阪神・淡路大震災の日は、13年と各メディアが報じたり、特集を組んだりしました。
新潟県中越地震で最も大きな被害をうけた山古志村は、日本の里山の風景が最も典型的に広がる美しい村です。これが『田園』というものです。
私たち山地防災に関わる者にとっては、あの巨大な地すべりに度肝を抜かれ、そして田園風景の美しさは地震に伴う地すべりによって大枠が形成されたのだと、確信した災害でした。
今では山古志村の7割の方が帰村されているそうです。いや、7割しか、というべきか。
米も酒もおいしい里山をおそった災害を、忘れてはなりません。
あまりにも、扱いが小さすぎます。
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