先日神奈川県内の寺院から斜面点検の依頼があり、地表・地質踏査を行ってきました。結果として大きな土砂災害の危険性は低いと判断されたのですが、普段薮として見過ごしているような斜面にも崩壊履歴があることや、寺院の両脇の斜面がそれぞれ受け盤、流れ盤の構造であり、安定性に違いがあることなどを説明したら、とても喜んでいただけました。
寺院の防災対策は、周囲の景観を損ねないように配慮しなければなりません。また、地域防災計画で指定避難所として利用される場合もあるので、避難路の安全など広範囲の調査をする必要があるのかもしれません。
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