防災ブログ Let's Design with Nature

北風より太陽 ソフトなブログを目指します。

一点豪華絢爛主義

2009年08月11日 | 防災・環境のコンセプト
私も現場に行った山形県鶴岡市の七五三掛地すべりが、いまどうなっているかなとふと気になったので、検索してみました。そしたら7月21日付けで対策工の計画図が出ておりました。

http://www.pref.yamagata.jp/ou/norinsuisan/140017/pdf/shimekake/plan0721.pdf

ひとめみて。。。。なんもそこまで。。。。。。。
砂防えん堤工のマークは逆向きだし。。。。。。。
行政の担当部局ごとに見事な縦割り色分け。。。。。。

社内で「自分がここの防災担当者だったら」という仮定の話をしたことがありますが、集落周辺は杭工で力技で止める。その他は、横ボーリングで地下水圧を徐々に低減するほうが、費用対効果にみあうんではないのか、、などど話していたのですが、、、、

集水井は単なる水抜きではなく、水圧低減でなければならないし、渓流の堆積物、植生の状況から考えて、砂防えん堤、床固は数年もすると堆積物や落ち葉が堆積し、ヘドロ化(富栄養化)につながり環境にもよくないことになる、、、、、これらのことは、いかにもバラマキ的な対策案をみていると、考慮に入っているとは思えません。

最新の画像もっと見る