九州北部の豪雨で、九州の大動脈の高速道路が災害を受けたようです。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090727k0000m040001000c.html
どうも法面上の斜面から崩壊し、斜面全体の崩壊に至ったようです。この場合、日本のインフラが更新時期に差し掛かっていることを如実に物語っています。この場合、生き埋めになった方だけが被害者だけではなくて、経済活動の停滞という長期的な影響も講じなければなりません。
これまでよくあったのは”災害復旧”ということで、”以前とまったく同じ形に戻す”というもので、補強やルート変更といった観点はありませんでした。そして、崩れて”抜け殻”になった箇所にだけ投資し、他の崩壊予備軍というべき斜面をケアしてきませんでした。
先の地形発達史の話しではないですが、時間軸をどう考えるか、技術者に求められているように思います。
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20090613ddlk19100070000c.html
山梨大と県教委は12日、指導力の優れた理科教員「CST」(コア・サイエンス・ティーチャー)の養成プログラム事業を今年度から始めると発表した。理科を苦手と感じる小中学校の教員をCSTが指導することで、理科教育を充実させ、子供の理科離れを防ぐことが目的だ。独立行政法人・科学技術振興機構の理数系教員養成拠点構築事業に採択され、2年間で約1900万円が助成される。
対象は、山梨大教育人間科学部の学生と県内小中学校の現職教員。プログラムは2年間で、計300時間の授業や実験、見学などを履修する。現職教員の場合は、夏休みや夜間に受講する。
プログラムの内容は▽山梨の植物や地質の現場見学▽DNA(デオキシリボ核酸)実験など高度な実験体験▽最先端科学施設の訪問--など。
楽天イーグルスの野村監督が、監督は「気づかせやさん」と表現しました。知識を与えるだけでなく、自らの探究心を高めるような指導方法を考えていく必要があるでしょう。
特定非営利活動法人「まちづくり推進機構」という団体が
路地文化再生の道筋をつくるまちづくりシンポジウム
「コミュニティ防災とまち並み形成による路地文化再生のまちづくり」
というイベントをやるそうです。趣のある路地裏を歩くのは私も好きですが、やはり防災のイメージは倒壊と火災なんでしょうか。景色の骨格は地盤が作っているのですが。。。
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivmay0905129/
昨年の受験倍率が2.1倍と“低空飛行”が続く小学校教員採用試験の倍率アップのため、川崎市教育委員会は今夏の採用試験から音楽と体育の実技試験を外すことにした。すでに東京都教委が実施しているが、県、横浜市教委に先駆けた人材確保策という。倍率が数十倍に達する東北地方の教員志望者の受験を促すため、今年から盛岡市にも試験会場を設ける。
人材確保へ向け、各自治体は受験しやすさをアピール。川崎市教委が二次試験で課されていた音楽と体育の実技を外すことにしたのは、総じて男性はオルガン(音楽)に苦手意識を持つ傾向があり、年齢制限をほぼ撤廃していることからマット運動(体育)が難しいケースも散見されるためという。「子どもを安全に指導できるのが第一。採用後の各教科の研修も充実しており、受かってからでも十分対応できる」(同市教委)。
実技は子供たちと一体感を持つために、そして子供たちの感性を鍛えるためにはとても重要だと思います。そこで、楽をして教員になろうという人を集めてしまうのは損失だと思います。教育委員会は受かってからでも十分対応できるといっていますが、どうでしょうか?十分実技をつんでから試験を行う防災系の資格とは訳が違うような気がするんですが。
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivapr0904192/
県は八日、羽田空港が再拡張・国際化され、神奈川口構想が実現した場合、物流、観光などを中心に県全体で年間約二千億円の経済波及効果があるとの試算を発表した。国際航空貨物の流通が県内で年間十一万トン、国内外からの観光客が年間百十四万人増加する見通し。県は神奈川口など京浜臨海部への産業集積によるメリットを強調して企業誘致などを進め、構想の早期実現につなげたい考えだ。
軟弱地盤の一極集中、新旧、既存不適格も入り乱れ。。。
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http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20090318-OYT8T00374.htm
ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊・東京大特別栄誉教授らをスーパーアドバイザーに迎えた横浜市立の「横浜サイエンスフロンティア高校」が来月開校する。充実した教育環境で未来の日本の科学技術を担う人材の育成を目指す。
電子顕微鏡、DNA(デオキシリボ核酸)解読装置、質量分析装置――。普通の高校の5倍近い20室もある実験室には理工系大学並みの設備が並ぶ。談話室や廊下にはパソコン400台が配備されている。「公立高でこれだけの設備はちょっとない」と小島理明教諭は胸を張る。
こうした機材を使えば、授業などで、近くで捕まえたクワガタが外来種かどうか遺伝子を調べたり、河川敷のヨシがどこの群落から来たかを特定したりすることもできる。
授業の目玉は週2時間、20人の少人数クラスで行う課題探求型の学習。大学や企業の研究者が、生命科学やナノテクノロジーなど最先端の科学技術を紹介するだけでなく、自分たちで課題を設定して、実験や討論を行う。2年生の最後には、成果を英語で発表する。
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いいことだとは思いますが、学校名がどうにかならんでしょうか。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009021800776
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横浜、大阪、名古屋の3市による「大都市制度構想研究会」は18日、政令市制度に替わる新たな大都市制度に関する提言をまとめた。道州制を導入した上で、3市などの大都市は単一の州として独立させ、「都市州」とすることを求めた。
提言では、都市州制度と併せ、税収の多い州から少ない州への財政調整制度の構築も盛り込んだ。都市州内の行政については、区役所が地域の住民サービス機能を一元的に担うことで本庁機能を限定し、効率化を図ることが必要とした。
都市州の創設により制度運用の効率化や迅速化が進み、企業活動などが活発化すれば、「2020年時点で日本の国内総生産(GDP)を年7.8兆円押し上げる経済効果が得られる」との試算も示した。
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防災に関わる基準などに、地域特性を反映させる方向に向かえばいいと思いますが。。。
二つの試み
http://takedanet.com/2009/02/post_e527.html
右肩あがりという吉野杉を使った箸が掲載されています。箸といえば、折れた木製バットを再利用した”かっとばし”というのがあるそうでしすが、世界最高品質のバットの素材は、日高山脈のアオダモであると聞いた事があります。
先日の今岡さんの論文でも、日本の自然環境の価値は等身大で繊細であることと述べられておりましたが、この記事でも日本の自然のすばらしさが述べられています。
四季があり、ゆたかなメロディーがあり、森と岩清水が絶えない国土。知人に箸袋を収集する趣味を持つ人がいますが、これはぜひ紹介してあげたいと思っています。
大阪府が黒字を確保したというニュースも流れましたが、川崎市もなんとか財政を安定化させたようです。しかし、いかんせん川崎は超高密度都市です。社説では交通渋滞の緩和が主題として語られていますが、その密度だけに防災対策も充実させねばなりません。谷埋め盛土超大国川崎、崖も連続する川崎、既存不適格の擁壁もいっぱい存在します。戦後60年で急激に起こったことです。道路網も整備も良いですが、市民個々の単位でとりくまないとどうしようもないこともたくさんあります。
一般に横浜といえば港であり、あと133日で横浜開港150年だそうです。
しかし、私なんかひねくれたもので、横浜は谷埋め盛土超大国と思ってしまいます。横浜市のまちづくり調整局には、市民便利帳のなかに擁壁の見方に関するサイトがあります。
http://www.city.yokohama.jp/me/machi/center/mado/gake/yoheki.html
このなかには、増し積み擁壁(3段)ガンタ石積み+間知石積み+ブロック積み など悪い例も紹介されています。資産価値が下がるなどと言わず、知っておくことは資産価値の維持にもつながるものです。
そういえば、こんな素材集もありました。
http://www.aglds.com/html/cad/03_wall.html
でも3次元ってないもんですねえ
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2552764/3636362
シドニー・モーニング・ヘラルド(Sydney Morning Herald)紙に掲載された研究報告によると、気候変動や人口増加などの影響により、今後、地震や津波などの自然災害がもたらす被害は拡大する可能性があるという。
報告書によると、ヒマラヤ造山帯(Himalayan Belt)、中国、インドネシア、フィリピンでは、最大で100万人の犠牲者を出す地震が発生する可能性がある。また、インドネシアとフィリピンでは、火山の噴火で数十万人が被災する可能性があり、バングラデシュなどの低地の国では津波や洪水、サイクロンによる大きな被害を受ける可能性がある。
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そうなると人類壊滅、明るい伝え方ってないでしょうか。
景観と住環境の議論も多いが地盤を見ていない。
弁護士ほどの知識を持つ人も、地盤はほとんど知らない。
何でそんなにマイナーなんでしょう?