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グリフォンの日記

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偉大なる先輩に学ぶ

2007-06-02 20:55:32 | 台湾・他の親日国

 人間は、人生という大河の中を紆余曲折しながら、満身創痍(まんしんそうい)にも拘らず、ひたすら前に進むものと、怠惰な生活に身を委ね、慢心し生きながらえるものと大きく2種類に分かれていく。人を指導する立場のものは、前者を選び、与えられた使命を懸命に生きようとするのであろう。
 

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<産経Webより抜粋>
 
日本の近代化に献身した後藤新平の生誕150周年を記念して創設された「後藤新平賞」の第一回受賞者に選ばれた台湾の李登輝前総統は1日午前、東京・六本木の国際文化会館で授賞式に出席し、「一生の栄誉と深く感謝しております」と謝辞を述べた。
 
 退任後、初めて実現したこの日の東京講演で李氏は、明治から昭和の近代化に貢献した後藤新平の業績をたたえ、「後藤新平の会」(粕谷一希代表幹事)が創設した賞を「新しい時代の創造的リーダーシップを育成する大きな目的を持つ」と評価した。
 
 その上で日本による台湾統治の下、後藤が第4代総督・児玉源太郎に民政長官に登用され、「台湾の近代化を築き上げた功績は大きい」と指摘。インフラ整備や教育の普及に力を注いだ後藤と自身の関係を「台湾の近代化を進めた後藤新平、民主化を進めた李登輝」と対比させる。
 
 李氏はまた、「(自身が)総統時代、一滴の血も流さずに、台湾の政治体制を軍事的独裁体制から民主的体制に変革したことは一生の誇りだ」と述べ、後藤を「偉大な精神的導師」と位置付けてながら、指導者として信念を持つことの重要性を訴えた。
 
http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070601/chn070601000.htm

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 昨日、「後藤新平賞」を受賞された李登輝氏。台湾の初代総統になられ、今もなお、日本という国の持つ精神や文化、伝統を継承されている、偉大なる先輩である。指導者たる立場になれば、満身創痍と言う言葉では生温(なまぬる)いくらいの攻撃に晒される。それを耐え忍び、黙々と遂行してこそ、後世にその功績を称えられる人物になるのではないだろうか。日本の政治家が、日本精神を継承する日はいつ来るの日になるのだろう。待ちわびる今日この頃である。 

 
<ウィキペディア:後藤新平氏について>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%8C%E8%97%A4%E6%96%B0%E5%B9%B3
 
<追加:本日の李登輝前総統>
 
<毎日新聞より抜粋> 
 
 来日中の台湾の李登輝前総統が本日、念願だった松尾芭蕉の「奥の細道」ゆかりの地・松島(宮城県松島町)をたどる旅を楽しまれた。仙台市塩釜町にある塩釜神社や国宝・瑞巌寺などを巡り、国の重要文化財・五大堂前で海に浮かぶ島々を背景に記念写真を撮られたそうな。
 
 李氏は終始笑顔で、景色を展望するため立ち寄ったホテルでは「松島や 光と影の まぶしかり」 という俳句を披露。「本当にいい景色だった。自然と調和し力強さを持った日本文化に誇りを持ってほしい」と話した。
 
<ソース:毎日新聞社> 
 
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/news/20070603k0000m040062000c.html


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