マルチ商法って聞いたことありますか?一昔前は、ネズミ講やら、押し売りとか言ってましたね。一見儲かるように見えて、実態は極一部の人間だけが儲かる仕組みです。特に社会人になると、こうした副業を謳った商法にはまる可能性があります。
自分も、この手の勧誘を受けたことがあります。なんで、勧誘するのかって?そんなに儲かるなら自分だけでやればいいじゃん。って思うでしょ?それは、人数を増やすことが、自分の利益になるからですよ。
アムウェイというのが、この手のでは、大きいかな?インチキとは呼ばないけど、これだけは、保証できます。確実に人間関係が壊れるという事実だけはね。
アムウェイに勧誘された時の事例を挙げて見ましょう。この時、勧誘をしてきたのは、学生時代の友人でした。社会人になってから、しばらくして、儲けたいか?と連絡がありました。最初は友人宅で商品の説明をされます。
そして、中身が判ってきます。要は、販売員としてアムウェイに登録し、商品を3割引きぐらいで仕入れて売るということ。登録料として7000円ぐらい(現在は不明)。しかし、これでは、あまり利益は出ない。そこで、勧誘ですよ。
まず、友人が親と仮定して、5人(子)の販売員登録をして貰う。その5人がまた勧誘して販売員(孫)を増やす。そうして、販売員は増えるのですが、ここからがミソです。親ー子ー孫ーひ孫・・・と系列が出来ます。当然、販売員は、商品を自分で仕入れるわけで、仕入れた商品代金のバックマージンが親>子>孫>ひ孫と入ってきます。
しかも、商品を使っていて、半分以上使用しても、駄目だったら返品可能を謳うのですから、これは素晴らしいと思いますよね?ところが、これは日本人の性質をうまく利用した商売なのです。大体、半分以上使用して返品することに罪悪感を持つことが、日本人でしたから(不景気の今は、どう考えても成り立たないな)。よほど、返品率が多い販売員なんて、首にすればいい訳ですからね。(自分が思うに、原価自体は定価の1割ぐらいなんじゃないかと。)
これで判ると思いますが、友人が親であるということは、子にとって、面白いか、面白くないかです。だから、勧誘するなら、親・兄弟・親戚・友人は、避けろってことですね。
この他には、新聞の勧誘で「本社の方からきました」とか、消化器販売で「消防署の方から来ました」とか、この「~の方から来ました」というので、実際、ドアを開けてしまうケースもあるわけですよ。これは、「○○新聞社から来ました」とか「消防署から来ました」ではないのですよ。相手が「税務署の方から」と言ったりするのは、「税務署の方角から来た」と言ったことにする為の言い訳にするために、使用する詭弁です。
最近だと、アパートとかで「大家さんに言われて浄水器の設置に来ました」ってのがあったな。「じゃあ今から大家さんに確認しますわ」って言ったら、退散したけど。実際、怪しげな連中も多いので、アパートだろうと、自動ロックでも、鍵をかけろってことだ。