八王子現代家具工芸学校

八王子現代家具工芸学校での生徒達の木製家具の製作過程などの紹介。

子供イス+バターナイフ完成。

2014-01-21 21:39:06 | 生徒制作過程
毎日寒いですね。天気は良いけど空気は冷たく、朝の作業場内はしっかり冷え込んでいます。
今日は先日できましたお孫さん用の子供イスの画像をアップします。
制作過程の画像を見ましたら、何だかとびとびでしか撮っていなかったみたで加工制作過程の画像の流れがちょっと変ですが許してください。

材料はナラ材で村内から出たテーブルの天板の廃材を削りなおして使いました。
お孫さんのイスと言うことでしたので天板一枚で十分足りました。その余った材でバターナイフも作っていました。


1/3模型。ラフスケッチや図面だけではイメージしずらいので模型を作り明確なイメージができました。


座面の剥ぎあわせ。3枚の板を合わせたのですが、テーブルの天板材でしたので材料がきれいにとれず、天板の剥ぎ合わせ部分数センチがどうしても残ってしまったのでそれをラインとして見えるように繋ぎました。



剥ぎ合わせはクランプで締め付けるとある程度反ってしまうので厚めの板で挟み込み平を保持します。



生徒さんが一番やりたかった包み込み蟻継ぎ、それを四方にしかも全部手加工です。
しかもこの座面は台形なのでかなり難しいと思います。



背もたれ作り。継加工は大型機械でやり、カーブもサンダーでやりました。



組み立ては何回かに分けてボンド付けをしていきました。



完成写真です。とっても良い作品ができました。お孫さんも大喜びだそうです。こんな良い椅子に座れたら幸せですよね。





余ったナラ材で作ったバターナイフです。生徒さんそれぞれ違う形のナイフを作ってくるので面白いです。