八王子現代家具工芸学校

八王子現代家具工芸学校での生徒達の木製家具の製作過程などの紹介。

時計制作。

2014-10-25 08:28:17 | 講師:伊藤家具デザインより

10月も下旬になりましたね。私は先週末展示会がありドタバタしておりブログにそのお知らせを書き忘れていました。さらにブログ更新も1週間更新していませんでしたね。

今回はその展示会用に以前制作した時計をまた作りました。あまり画像を撮っていませんでしたが載せます。

 

材料は大きい時計がセンとブビンガ、小さい時計がメープルとブビンガです。

それぞれの板を厚み6mmに製材して合板を作る要領で6mmの板3枚を使用し真ん中になる板を色の違う板を挟んで18mmの板を作りました。大きい方の時計は幅260mmもあるので帯鋸で板を切るときが一番緊張しましたね。特にブビンガはかなり固い木なので鋸刃がスムーズには進みませんので。

それからルータで削り、下の色の違うところの板が見えるところまで削って文字盤を作ります。

 

 

文字盤のあとは裏の時計が入る穴をまたルーターで削り、あとはヤスリと塗料を塗り完成です。

 

完成です。大きい時計は250mm角で小さい方が180mm角です。

 


楕円作り。

2014-10-10 23:34:54 | 生徒制作過程

今日は加工作業についてです。現在一人の生徒が楕円形のテーブルを作っております。天板の楕円の描き方と器具を使った切り方の紹介です。

1/1での楕円の図面の描き方です。2つのピンとひもで大まかな楕円を描くことができます。

 

ルーターに取り付けて完璧な楕円が綺麗にできます。楕円切るための器具は英国で販売されているものです。私は日本で購入しました。

 

器具組み立て中

 

セッティング完了と決断開始。

切断開始。動きがスムーズでたのしいです。

 

切断終了。

 

出来上がり。これはテンプレートでこれをコピーして無垢材から作り出します。

 

 

 


お菓子フォーク。

2014-10-07 00:29:37 | 作品

今年も残り後3か月をきりましたね。本当に時間が過ぎるのが早いですね。ブログのアップも1週とばしてしまいましたね。

今日は生徒さんが最近制作したお菓子用のフォーク。とてもきれいなラインでできていますね。

今までスプーン、フォーク、バータナイフと作っていました。フォークは4本差しの素晴らしい物を作っていたのですが、やはり制作がちょっと大変そうでした。なのでもう少し手軽にできるお菓子用の2本差も見てみたくて何となく話をしていましたら作ってくれました。いや~、本当に素晴らしい出来栄えです。

 

材料は明るい方がオリーブで暗い方がアメリカンウォールナットです。

 

 

同じ生徒さんが作った知人へのプレゼントのカレースプーンとスパゲッティフォークとヨーグルトスプーンの夫婦セットです。材料はシュリ桜です。スプーンの木目がが面白いですね。