八王子現代家具工芸学校

八王子現代家具工芸学校での生徒達の木製家具の製作過程などの紹介。

今年も1年間お疲れ様でした。

2013-12-29 22:56:15 | 八王子現代家具工芸学校
今年も残すところあと2日とちょっとですね。本校も28日(土)土曜日が今年最後の授業でした。
今年も誰も怪我がなく無事に2013年を終えることができました。
来年は1月6日(月)が初授業です。
今年最後の画像は小物出来上がった作品です。


黒檀のレンゲ。やはり高級材だあけあってとても良い仕上がりでした。いろんな材の種類でレンゲを作っていましたが黒檀は高級感が違っておりましたよ。





糸鋸を購入された生徒さんの作品。切る技術がどんどん上がってかなり繊細に切断できていました。





ご家族のために作ったスプーン。バイオリンの先端の装飾をスプーンに。細かい作業ですね。






カツオ節削り器。

2013-12-20 23:42:29 | 生徒制作過程
本格的な冬の寒さになってきましたね。私も今週初めに車のタイヤを冬用タイヤに変えました。
今日はカツオ節削り器を作った生徒さんが先日カツオ節を持ってきてくれて初削りをしてくれました。削りたてはおいしいかったです。
生徒さん家に鉋が1つ余っているところから作りました。


カバ材とアメリカンウォールナット材のきれいな仕上がりになりました。




ふたの下からピタッとはまっている鉋がでてきます。




カツオ節の初削り。木とは違う削る良い音がしてました。




引き出しをあけるとちゃんとかつお節ができておりました。

お知らせ。

2013-12-13 17:33:09 | 八王子現代家具工芸学校
明日14日(土)の夕方16:00頃に新潟の道具屋さん:平出商店が来ます。質の良い道具をミニバスいっぱいに持ってきます。ご興味がありましたらどなたでもお気軽に学校の方にお越しください。珍しい道具などももあると思います。時間はバスでほかのところにもよってきますので大体の目安です。もし時間が遅くなってしまう時はご理解ください。



前回来た時の様子です。





ダイニングテーブル天板制作中。

2013-12-07 21:58:37 | 生徒制作過程
今年も残りあとわずかですね。町はクリスマスに向けてなんだか大忙しって感じですね。
本校ではそんな雰囲気はは全く感じられませんがホームセンターなどはクリスマス・お正月製品が並んでますね。

今日は本格コースのクラフトマンシップ家具デザインコース第一期生の卒業制作ダイニングテーブルについてです。本校は年間コースの生徒でも一人一人に合わせた時間でやっておりますので、本来なら8月くらいで終わっているはずが、8月から近くの立川で木工のアルバイトをやり始めた関係で授業時間も大幅にずれております。とても良いもの製作しているところでのバイトなのでそちらを中心に授業日程を変更して最後の作品作りをしております。

卒業制作はダイニングテーブルと決め、デザインは椿の花から発展させていったものです。
今回はダイニングテーブルの天板制作の途中経過です。


材料は以前に購入したミャンマーチークです。(とても木目のきれいな貴重な材です。)
木目をどうデザインし、表現するかをを考えた作りです。

木目が全て中心に向かうようにデザインされているため、材料に少しづつ角度をつけて加工・接着していきます。同じ角度の部品を何十個も作らなければいけないので治具を作りコロ付きルーターで加工します。





角度付け加工終わり。テーブルの中心は円形に穴が開いております。



1個1個の部材はドミノでつなげていきます。



角度のある圧着なので冶具を作り全体に隙間なくつなげていきます。
1/8づつ作っていきました。



最後の圧着。



繋げたテーブルに鉋をかけています。



大量の鉋屑。



鉋作業終了。きれいですね。



でこぼこの周囲をカットして四角に成形、さらに周囲を45度にカット。



現在真ん中の中心の円を角を削りなだらかに中へ吸い込まれるように角を削り脚へと繋げていく作業中です。これをしたかったためにわざわざ無垢の材を選び困難な加工に挑戦しました。中心に向かって木目を作るだけなら突板でやった方が簡単ですからね。でも生徒さんのこだわりは中心の円にあるのかなと私は思いました。


完成が楽しみです。次回は脚の加工を載せます。