八王子現代家具工芸学校

八王子現代家具工芸学校での生徒達の木製家具の製作過程などの紹介。

新潟の道具屋さんが来ます。

2013-02-27 22:33:07 | 八王子現代家具工芸学校
今日の午前中は寒かったですね。ほとんどの生徒さんが暖房のきいてる2階にいました。

今日はお知らせです。
以前のブログにも書いた新潟の道具屋さん平出商店さんが3月9日(土)11時頃に来ます。
カンナやノミ、彫刻刀その他色々な道具をバスにのせて来ます。
もしご興味がありましたら是非いらしてください。
値段はそれなりに良い値段しますが、質の良い物、使いやすい物、珍しい物などあります。
以前に載せた道具屋さんの画像を載せます。

このバスの中にビックリするぐらいの道具がそろっていました。













2012年度作品展。

2013-02-23 00:31:20 | 八王子現代家具工芸学校
まだまだ寒い日が続きますね。八王子は火曜日にジャンジャンに雪が一時降っていました。降ってたわりには積もらなかったから良かったです。

その雪の火曜日:27日から村内ファニチャー内北3階にて展示会が始まりました。
今年で3回目ですが、デザインも技術も良い物になって来ました。
展示は来週の水曜日27日までです。もしお時間がありましたら是非お越しください。



展示会の様子。








展示会のお知らせ&金庫椅子3

2013-02-15 23:23:09 | 生徒制作過程
2月も来週から後半ですね。展示会のお知らせです。毎年2月の後半に学校のある(株)村内ファニチャーアクセス内にて
2012年度の作品展を下記日程で行います。もしご興味がありましたら是非お越しください。

八王子現代家具工芸学校2012年度作品展
日時:2月19日(火)~2月27日(水)10:40~18:00
場所:村内ファニチャーアクセス八王子本店北3階サロン樫の木

金庫椅子製作の続きです。今回は背もたれ作りです。
背もたれも心地よいカーブと角度にこだわり作りました。
とくにカーブは一つ一つの木に少しだけ角度をつけて削り、
それを合わせると大きなカーブになるように作りました。

とりあえずは展示会のDMです。この画像のあとから椅子作りです。



背もたれは大きな板を削り出してカーブを作るのではなく、
角度をつけた細い材木つなげてカーブを作り出すことにしました。
ここで重要なのはきちんとした角度です。それを作り出すためにまずジグ作り。
ジグの角材を傾斜をつけた横切り盤で切り、その後手で仕上げました。



傾斜を作り出したジグの表面を枠で囲み、本番の角材がずれたり落ちたりしないようにします。



ジグの上に本番の角材をのせて自動送りカンナで削っていくだけです。



削り終わると下のように角度がつきます。



それを何個も合わせると緩やかなカーブができます。



両端は違う角度です。



出来上がったものを仮クランプでちゃんと隙間なくカーブが作れているか確認。



角材にビスケットを入れて強度とつなげるときのずれを防ぎます。



まずは半分、半分でボンド締めです。



最後に2つの板を接着して、背もたれは出来上がりです。


金庫椅子2

2013-02-08 22:15:52 | 生徒制作過程
2013年もすでに1カ月も過ぎてしまい、2月も半ばに入って来ましたね。このブログも前の更新からすでに3週間が経っていました。ちょっと前に生徒さんにブログの更新のことを聞かれ今年からは結構頑張っているようなことを言ったのですが、結果1月の更新も2回だけでしたので今までと変わらないですね。

今回も金庫椅子の続きでして座面の製作画像です。
座面のケヤキの木厚さだけでも90ミリ位あります。
座面だけでも結構な重さです。


厚さ90ミリ位に仕上げたケヤキを3枚剥ぎ合わせています。



剥ぎ合わせた後、座面の形は前より後ろが狭い台形なので帯鋸で大まかにカットし、それからルーターを使って
カット面を綺麗にし台形に仕上げています。



仕上げた座面。



座面は自分のお尻に合うように彫っていきます。その形状の細かいデータを取り出すために粘土の上に座り
そのくぼんだ所に石膏を流し削る深さなど決めました。取得した数字を升目状に記入し、あとはその数字と
同じ深さに彫っていきます。



ルーターを使い正確に深さを出しました。



まずは数字の深さの穴だけをあけました。



穴のあいた枡の中をルーターで更に削っていきます。



ルーターでの大まかな深さ削りが終わり、これからノミやカンナを使って綺麗にしていきます。





座面の彫が終わりましたら、座面の両サイドを脚に組み込むための組み木加工です。
厚み12ミリの合板を2枚使い組み込んで行きます。
加工は12ミリの刃のルーター使い正確な位置に溝を掘っていきます。



脚側にも同じように12ミリの板2枚が入るようにルーターで加工しました。



加工終了。



ピッタリに繋がりました。


合板を2重にすることによりかなり頑丈になります。