今回は前期に製作していた道具箱製作です。これは大型木工機械の練習とビスケットジョインターやルーター加工の練習、機械加工による継ぎ手練習と手加工による継ぎ手練習です。この道具箱製作でかなり技術的なことを学んだと思います。
材木は練習でもありますので村内ファニチャーの引き取り家具からテーブルの天板で無垢の使用できるものを再利用して使いました。
引き取り家具置き場。無垢材のテーブルの天板はまだまだ使えますので捨てられるのはもったいないです。集成材やハギ継ぎ板材、たまに1枚板などもあります。どれも塗料を落とせばまた木材として再利用できます。基本的には燃料としてこれらの家具は再利用されます。燃料にするにはもったいない天板を私が引き取っています。
校内の再利用材置き場。今はもっとたくさんあります。これらは1枚1000円~4000円くらいで販売しております。
これで作品を作る生徒もいれば、作業台などを作る生徒もいます。
ナラの集成材のテーブルをカットしてカンナをかければ下のように材料として使えます。
ルーターによる底板溝加工製作。
側板同士はビスケットによる接続。底板、側板の接着。
箱の口周りに圧着。
中のトレイ。1段目がノミ入れ、2段目がカンナ入れ。1つは手加工による継ぐ手で、もう1つが機械加工によるものです。
スムーズに動くトレイです。
最後のチョウバン加工です。なかなかこれが難しいんですよね。
完成の道具箱です。かなり立派です。今度もう一人の道具箱を紹介します。