八王子現代家具工芸学校

八王子現代家具工芸学校での生徒達の木製家具の製作過程などの紹介。

試し製作。

2014-03-29 23:04:36 | 八王子現代家具工芸学校
今年購入した糸鋸、せっかくの高機能なのでどのくらいまで切断できるか試してみました。NCルーターやレーザー加工ではできないことを考えると材料の厚い物の加工と考え、厚さ36mmのアメリカン・ウォールナットにアルファベットの文字抜きを試してみました。せっかくなので知り合いの看板を作りました。
なかなか存在感のある良いできでした。今後学校の注文仕事としてできるように考えていきます。

今日は天気が良く西日がきれいに差しておりましたので村内の西入口の横にある休息机の上で影がきれいに出るか撮ってみました。

太陽の光に感謝ですね。思った以上に綺麗に撮れました。



中古道具購入。

2014-03-25 00:14:23 | 八王子現代家具工芸学校
学校から車で10分くらいのところに色々な骨董品や中古品などを扱っているお店があり、そこにはたまに道具や工具類などが出ることがあります。お店は色々なものがあって面白いところです。以前は住んでいたところの近くでしたのでたまに行っていたのですが最近は近くも通らなかったので随分と言っておりませんでした。生徒の一人が最近行ってきて良い道具があったと教えてくれたので私も行ってきました。最近、引退した大工さんの道具が入荷されたとのこと。道具を見る限り昔ながらの本物の大工さんだと思いましたので家具作りでも使えそうな道具を選びました。
購入したのは半円を削れるサイズの違う鉋2つと同じ形のノミ。表面装飾にいいかなと思いました。ルーターでもできる装飾の形ですが、この手道具を使えば斜めに装飾をつけられるようになります。もともとは多分障子やふすまなどのレールのホゾを削るものではないかと思います。

良い物を購入できました。


東京の杉を使った三角スツール。

2014-03-13 21:55:02 | 講師:伊藤家具デザインより
少しづつ暖かくなってきて花粉の季節がやってきましたね。とりあえず外に出るときは目薬とティッシュを忘れないようにしております。
今日は昨年私が作ったスツールの紹介です。スツールは地産地消を目指して多摩産材の杉を使って作りました。私は杉の柾目の木目がとてもきれいに思っていますのでその木目を生かしたデザインにしました。


隣町、あきる野にあります沖倉製材所から購入した質の良い多摩の森から採れた杉材です。東京にもこんなに良い材があるんですよ。東京産です。





杉の柾目を生かし座面は三角形にしました。画像は三角形のボンド付けです。取り付けるための冶具を作り圧がしっかりかかるようにします。



脚も座面と一体化にしようと思い60度の角度をつけました。柾目の木目と脚の木口と座面の木目の関連性も考えて2つの材をつなげて作りました。60度カットは横切り盤に角度をつけ、安全の為に冶具を作りクランプでしっかり材料を抑えました。





最後に脚をつけておしまいです。脚のつなぎ目にはドミノあ3つ入っております。仕上げは杉の手触りを生かしたかったのでキヌカを使用しました。



出来上がりです。柾目がきれいな仕上がりにになりました。玄関などにいいかなとおもいました。


つなぎ目、木目が上手くつながりました。



見てきました。

2014-03-07 21:56:50 | 八王子現代家具工芸学校
昨日の夜、映画「魔女の宅急便」を見に行ってきました。作ったお皿出てました。小道具のお皿なのでやっぱり「おっ、」って感じであっと言う間のほんの少しでしたので作った本人にしかわからないでしょうね。でも映像になって大きな画面で見れるというのはうれしいものですね。最後のテロップにも装飾協力のところに学校の名前がありました。でもこれこそ見落とす感じでした。集中して探しましたよ。家に帰ってパンフレットを見たらお皿も名前も載ってました。名前は見つけられますかね。映画も映像がきれいでしたし美術装飾の作りや最新の技術のすごさなどストーリ以外にもたくさん楽しめました。良い時間を過ごせました。


パンフレットの表紙。今のパンフレットはなんだか見栄えがいいですね。



猫の形をしたミルクの入ったお皿です。


机の上の右下のお皿です。



見つけられますかね。