八王子現代家具工芸学校

八王子現代家具工芸学校での生徒達の木製家具の製作過程などの紹介。

コーヒーテーブル制作過程。

2015-09-18 00:58:33 | 生徒制作過程
9月ももう半ば、今週末からはシルバーウィークですね。学校は普段と変わらず授業です。
今日は少し前に写真撮影したコーヒーテーブルの制作過程です。


テーブルはプロを目指すコース:クラフトマンシップ家具デザインコースの生徒が作りました。

池の中にある水の波紋の動きをヒントにデザインしていきました。




まずは薄いMDFの板にデザインした波紋の模様を描き、ジグソーで中を切っていきます。
切断した後は鉛筆線に沿って綺麗にヤスリで仕上げ、これが次の作業のテンプレートとなります。





材料は厚さ12mmのフィンランドバーチ合板を3枚重ね36mm厚にし、合板の線の美しさと波紋のデザインを生かした材料選びです。(ちょっと高いですが、フィンランドバーチはこの横の線がとても綺麗です)


MDFのテンプレートから波紋の線を写し、いらない部分をジグソーで切り取りました。


コロ付きルーターの刃でMDFのテンプレートをコピーして削り取り、大まかな形が出来上がりました。






それからMDFで作った楕円のテンプレートとコロ付きルーターの刃で楕円の形にカット。



テーブルの木口に少しテーパーをつけて、すっきり見えるようにしました。角度の付けられるトリマーを使用しました。



最後に一番大変だったサンドペーパーで仕上げ綺麗な形と線が出来上がりました。



脚は厚み100ミリのマカバを使用。綺麗なギラの杢目が出ていました。
機械で切断した後は南京ガンナで削っていきました。




最後に塗装・接着をして出来上がり。裏から見てもきれいですね。










高尾山の新しい観光施設。

2015-09-06 02:06:04 | 八王子現代家具工芸学校
今日は学校の事ではなく八王子の事です。
先月の8月11日に高尾山のふもとに新しい観光施設「TAKAO 599 MUSEUM」と言う高尾山に関する博物館がオープン致しました。

芝生の庭に川が流れ、カフェも併設されたとても良い博物館でした。
博物館の内容も高尾山にいる動植物の展示とさらにプロジェクターマッピングによる映像での紹介もありとても面白かったです。是非一度訪れてもらいたいと思いました。

建物の所にある看板です。



前面がガラス張りになっており外の芝生の庭へと開放的な建物です。
子供たちは裸足で芝生の上を走り回り、川で足を冷やして喜んでおりました。



建物内はカフェと白いケースには高尾山に住んでいる昆虫と植物など展示されておりました。
またキッズスペースもありそこでも子供は楽しそうに遊んでおりました。



高尾山に住んでいる昆虫。


高尾山に住んでいる蝶々。


高尾山の植物。



奥の壁には高尾山住んでいる動物の剥製がありました。




1日何回かこの壁に映像が流されており、とても楽しむことができました。



是非一度訪ねてみて下さい。