八王子現代家具工芸学校

八王子現代家具工芸学校での生徒達の木製家具の製作過程などの紹介。

展示会のお知らせ。

2014-04-24 23:27:53 | 八王子現代家具工芸学校
展示会のお知らせです。
昨年も参加いたしました西新宿にあるリビングデザインセンターOZONEで行われる「クラフトマーケット2014」に参加いたします。もしご興味がありましたら是非お越しください。
詳細は下記のとおりです。


~クラフトマーケット2014第1期~

日時:4月26日(土)~29日(火・祝)10:30~19:00
ブースNo.:B5(6階)
場所:リビングデザインセンターOZONE
   〒163-1062東京都新宿西新宿3-7-1新宿パークタワー内
   電話:03-5322-6500(代表)

アクセス
http://www.ozone.co.jp/access/index.html


昨年の様子。

1日体験、写真立て作り。

2014-04-18 21:14:47 | 八王子現代家具工芸学校
今日は今週来ました1日体験コースの「ルーターを使った写真立て作り」の様子です。
ルーターには色々な形の刃があり簡単に木に装飾を削りだすことができます。
1日体験コースではルーターを専用の机に取り付けて材料の方を動かして使用します。これなら安全に誰でも扱え、凝ったものができるからです。
今回は画像を撮ったのでいつもより多めです。最後まで見てください。
この「ルーターを使った写真立て作り」の1日体験コースは材料費込みで¥5,000です。
興味がありましたらいつでもご連絡ください。



今回選べるルーターでの装飾のサンプルです。


材料はナラです。ルーターをテーブルの裏に取り付け、ガイドのフェンスと材料抑えを取り付けて加工開始です。


上からしっかりと押さえつけて流し、溝加工を作ります。


自分の決めた深さまで刃物を少しづつ出して繰り返します。表面の装飾ができました。



加工した材を横切り盤でサイズに切り落とします。



サイズに切り落とした後、写真立ての内側の写真や透明板、抑えの板など入れるための溝作りです。



内側の溝は途中で止めます。



接合はドミノを使用。安定させるのが少し難しそうでした。


ドミノ加工の穴あけ完了。



とりあえずの 仮組み。




内側溝の止めたところは刃の形で丸まっているので鑿で直角だしです。




ボンドをつけて組み立てです。





塗料を塗ってお終いです。今回はキヌカを塗りました。とてもいい出来です。
体験された方はすべての機械を扱い楽しそうでした。












キッチン棚製作。

2014-04-13 00:58:34 | 生徒制作過程
今週は暖かかったですね、学校隣の桜も週初めに満開になっており今週は窓からの景色を楽しみながら作業ができました。
今日はクラフトマンシップ家具デザインコースの生徒が以前に課題とは関係なく、今住んでいる所の台所の収納と使いやすさだけを考えて棚を作りました。ついでにビスケットジョインターの練習も兼ねていました。
良い大きさの物、自分が使いやすい機能の物が売っていないので自分が欲しい完璧な物作りました。コストはかけたくないけど見た目それなりにしたいとのことで材料はシナランバーコアを使用しました。


シナランバーは表面はシナの木を使用し綺麗な材なのですが、木口は残念ながら綺麗とは言えません。なので通常木口に薄い木を張り付けて(このことをリッピングと言っております)見た目をよくします。簡単なのは木口テープと言う裏面に粘着テープがついた物がありますが今回は無垢の木をうすくしたものを使いました。材はシナがなくナラ材でやりました。ちょっとしたアクセントにもなります。

表面だけしかリッピングをしないので片面にナラ材をボンドで接着中。



1、2ミリ大きく接着しはみ出した材はボンドとともに鉋で削ります。


鉋削りが終了。ナラ材がアクセントに。


接合部分はすべてビスケットでやり、あとは組み立てるのみです。


塗料を塗って完成です。サイズ使い心地はぴったりだそうです。既製品ではない良いところですね。

変わり木。

2014-04-04 00:02:54 | 生徒制作過程
あっと言う間に2014年も3か月が過ぎてしまいましたね。今週から新年度、本校は本格的な長期の年間コースも全て回数でやっており、始めたい時に始められるように考えておりますから本校にはあまり関係ありませんので新年度って言う雰囲気が毎年感じられません。

今日は生徒さんがくれた材木についてです。ご自宅かご実家の庭で切ったクルミの木を持ってきてくれました。かなり変わった模様が入っておりますが、これは病気の木でこのようなシミが入ってきます。本来ならすてるような木ですが反対に私はこう言う木の方が面白いと感じております。乾燥しているので病気の部分はもう問題ありませんが、加工するのに柔らかくなっているところもあり難しいみたいです。他の生徒さんでもこう言うシミのある木が好きな人がおりましてその生徒さんがスプーンを作りました。かなり面白い模様になりましたが、何人かは病気の木で作ったスプーンとは聞きたくなかった見たいです。


黒柿などとは全く違った模様ですね。



生徒さんの一人がスプーンを作りました。本来の木目とシミと虎斑が混じり面白いですね。




こういう病気の木と言うのはなかなか手に入りにくいんですが、私のところには他に綺麗な模様のちゃんとした木もありますので今度そういう木も紹介します。