玄文講

日記

凶をもって吉となす

2005-01-01 22:17:12 | 個人的記録
凶をもって吉となす

禍福はあざなえる縄のごとし

良い事と悪い事は表裏一体なのだから、失敗や逆境を悲観的にだけ捕らえてはいけないという考え方がある。
貧乏神を追い出すと福の神も出ていくという民話や縁起の悪い事をあえてすることで福を招くというお祭りも、背後にはそういう思いがあるのだろう。

つまり、今日はそういう話をしたい。

某親戚のボーナスが500万円もあると聞いた。私の今月の収入は5千円だ。今月の借金は10万円だ。

2001年の正月、姉さんがパリの凱旋門で新年のカウントダウンをしていた頃、私は会社で下着のカタログについたゴミを削り落としていた。

姉さんと兄さんの学生時代はバブルで、大学三年の時から大量の求人案内が来た。
会社案内は部屋を埋め、廊下に腰の高さまでの束が並び、毎週毎週トイレットペーパーと交換された。
私の時は自衛隊からハガキが一枚来ただけだった。入ろうかどうか悩んだが、視力が規定の数値以下だったので無理だった。

姉さんと兄さんの子供時代、母の父は社長で、遊びに行くとハイヤーが迎えに来たそうだ。
私の子供時代、その会社は経営不振で他人のものになっており、遊びに行くと母の父が自転車で迎えに来てくれた。

姉さんのスチュワーデス時代(当時25歳)の給料は月30万円。私の印刷屋時代の給料は月9万円、手取り3万円。

女性の知り合いが16人しかいない。
しかもそのうちの11人が40代以上だ。

犬は私を見ると、高確率で吠える。飼い主が驚くくらい吠える。

浅草寺で凶のおみくじをひいた。珍しかったのでスキャンで取り込んで加工して壁紙にした。

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