早朝4時ごろ仮眠を取るために人のあまり来ない談話室に入ると、それと同時にコブシくらいの大きさの何かが天井に向かって飛び跳ねた。
見ると白い身体に黒い模様のある鳥(ハクセキレイだろうか?)が八の字を描きながら逃げ惑っていた。
窓にはわずかに隙間があり、そこから入り込んで逃げ出せなくなったと思われる。
床には糞が5ヶ所ばかり落ちており、わりと長い時間閉じ込められているようだった。
窓を大きく開けてやると、そこからすぐに逃げ出した。
そのあと窓際のイスの上に寝転がると、窓から見える木にその鳥がとまってこちらを見ていた。
「鳥の恩返し」というメルヘンチックな単語を連想したが、たかが窓を開けたくらいで恩返しを期待するのは図々しいことであろう。
「一度やそこらのやさしさで つけあがられるのは とても迷惑なんだ」という中島みゆきの曲を頭の中で歌いながら私は眠った。
見ると白い身体に黒い模様のある鳥(ハクセキレイだろうか?)が八の字を描きながら逃げ惑っていた。
窓にはわずかに隙間があり、そこから入り込んで逃げ出せなくなったと思われる。
床には糞が5ヶ所ばかり落ちており、わりと長い時間閉じ込められているようだった。
窓を大きく開けてやると、そこからすぐに逃げ出した。
そのあと窓際のイスの上に寝転がると、窓から見える木にその鳥がとまってこちらを見ていた。
「鳥の恩返し」というメルヘンチックな単語を連想したが、たかが窓を開けたくらいで恩返しを期待するのは図々しいことであろう。
「一度やそこらのやさしさで つけあがられるのは とても迷惑なんだ」という中島みゆきの曲を頭の中で歌いながら私は眠った。