さあ、さっそくラテン語の勉強だ、まずは発音から。どんな言葉でも発話が基本だから。そこで買ってきたのが白水社のCDエクスプレスラテン語。書名は勇ましいけど、なんの事はない普通の言語学習書、ただ違うのはCD付き(もっとも最近はこの手の入門書が結構出まわっている)。実はラテン語の発音が知りたくてこの本を選んだのだ。ラテン語の発音はイタリア語に近く(あたりまえだ。何しろ紀元ころのローマ辺りの言葉なのだから)したがって注意すべきはLとRの発音の違いくらいかと思っていたら、とんでもないことにかなり日本語とは違うのだ。例えばシ(S音)とかチ(chi音)とか。まあこれは予期していたところだ。よくバイリンガルの話す日本語に違和感を感じるがその典型は口蓋鼻音にある、つまりガ(ga音)。硬口蓋鼻音か軟口蓋鼻音かの違いですね。わたしたち日本語を母語とするものは間違いなく軟口蓋鼻音でガ(nga音)を発音するが、いわゆるくバイリンガルは硬口蓋鼻音のガ(ga音)を発音する。それで彼らの発音が刺々しく耳に響くのである。とはいうものの近頃では日本語を母語とする兄ちゃん姉ちゃんまでもがガ(ga音)を発音するから困ったものだ。
さてそれはそれとして、とにかく発音が簡単なのは嬉しいこと。フランス語の母音や、ドイツ語のR音、はたまたアラビア語に及んではついて行けないからなあ。と、ここまではなんとかクリアできた。しかし発音だけマスターしてもしようがない。わたしは演歌歌手になりたいのではないから。しかしそれにしても白水社のCDエクスプレスラテン語のCDに発音を吹き込んだのがどうもドイツ人らしいので(つまり名前からそう判断するのだが)やはりドイツ訛のラテン語といった感じがする。いっそのことイタリア人のほうが適任ではなかったのか。例えば日本の飛鳥地代の言葉を発音するのにはアメリカ人の専門家より日本人の国語学者のほうがそれらしい発音をするのではないだろうか。もちろんアメリカ人のほうがきれいな飛鳥言葉を発音できる可能性だって否定はできないのだが。
そんなわけで、今日はCDで発音を聞くところまで進んだ。
さてそれはそれとして、とにかく発音が簡単なのは嬉しいこと。フランス語の母音や、ドイツ語のR音、はたまたアラビア語に及んではついて行けないからなあ。と、ここまではなんとかクリアできた。しかし発音だけマスターしてもしようがない。わたしは演歌歌手になりたいのではないから。しかしそれにしても白水社のCDエクスプレスラテン語のCDに発音を吹き込んだのがどうもドイツ人らしいので(つまり名前からそう判断するのだが)やはりドイツ訛のラテン語といった感じがする。いっそのことイタリア人のほうが適任ではなかったのか。例えば日本の飛鳥地代の言葉を発音するのにはアメリカ人の専門家より日本人の国語学者のほうがそれらしい発音をするのではないだろうか。もちろんアメリカ人のほうがきれいな飛鳥言葉を発音できる可能性だって否定はできないのだが。
そんなわけで、今日はCDで発音を聞くところまで進んだ。