風の果て〈下〉 (文春文庫)藤沢 周平文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
「風の果て」第6話のあらすじは公式サイトでどうぞ。
どこで、誰がボタンを掛け違えたのか・・・ 杉山忠兵衛が桑山又左衛門を甘く見すぎたのか。いやいや、杉山が又左衛門の力を警戒したところから話が変な方向へ動いていったのではないか。まて、忠兵衛が桑山の力量を正当に評価していれば、自らの与党とするのにもっと力を砕いたはずではないか。
いずれにせよ、友を自らの出世の道具として利用する事しかしなかった報いを杉山家老は受けずにいられなかったという事。そのような状態に、彼を落としたのが権力というものの怖さか・・・ 本当に勉強になりました・・・