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ガヴァドンなボログ

ウルトラ指人形のことやら、仮面ライダーの感想やら、大河ドラマについてやら

東三河の山々~寧比曽岳(1120.6m)~

2006年08月11日 | 登山記録
 
 盆休み突入記念で、山登りに行ってきました。今回登ったのは段戸山系の盟主『寧比曽岳』(標高1120.6m)です。この山も長年の片思いの相手だったのですが、ここのところのマイブームに乗って、登ってきました。
 寧比曽岳に登るルートとして代表的なものは二つ。足助の大多賀峠から入るコースと設楽町裏谷から入るコースがあります。(もう一つ、香嵐渓から金蔵連峠を経て入るコースもあります。)最短で登れるのは大多賀峠コース(1時間)ですが、今回はトレーニング山行でもあるので、少し時間のかかる裏谷コースを使いました。
 新城から裏谷まで約37キロ。今回は三橋から入るコースを取ったため、道幅が狭く(実際、裏谷に着く直前に対向車があり、バックを余儀なくされました。)車で50分ほどかかりました。9時15分に段戸湖横の駐車場到着。段戸湖は小さな人造湖で、ルアー・フライ専用の有料釣り場になっています。そのため、休日ともなると釣り客が大勢訪れる人気スポットであり、駐車場も広々としています。

   段戸湖駐車場
 9時23分に出発。段戸湖横の林道を13分進み、「五六橋」通過。そこから更に2分で林道から分かれる分岐に出ました。ここから寧比曽岳への登山道が右手に延びています。
 モミ・ツガ・ブナが主体の原生林の中を徐々に登っていきます。ちょうど中間点辺りで林道と交差するところがあるのですが、そこから出来山分岐まではほぼ1030mの等高線に沿うような形で道が作ってあり、快適な森林浴が楽しめます。出来山分岐の手前500mほどのところに素敵な水場あり、ここで顔を洗い、のどを潤わせました。

   水場
 10時37分に出来山分岐到着。ここから富士見峠までは踏ん張りどころ、急坂となります。15分で富士見峠着。ここにはトイレが設置してありました。昔は遠く富士山も望めたそうですが、現在は木や笹が邪魔で展望はききません。
 富士見峠から寧比曽岳山頂の間は約10分の距離、緩やかなアップダウンの道なんですが、笹が生い茂って道を隠してしまっており、難渋しました。

   富士見峠と寧比曽岳間・熊笹の道
 11時丁度に山頂着。山頂には東屋が立てられており、少し離れたところにはベンチも設置されていました。そのベンチ近くに三等三角点の標石。セルフタイマーで記念撮影を済ませて、山頂からの景色を楽しみました。でも、山名が判明したのは本宮山(双眼鏡で見ると、山頂に電波塔が林立しているので、すぐ分かります)だけ・・・今度登る時は広域地図を持っていこう。

   寧比曽岳山頂
 東屋に移動して日陰で昼食を取り、11時20分に筈ケ岳を目指して、登山行動開始。東海自然歩道をぐんぐん下って行きます。あまりに調子よく下るルートに、恐れを抱き、15分ほど下ったところで、断念。すごすごと寧比曽岳に戻ることにしました。
 その途中で、クマタカの若鳥(たぶん)が急降下するのに遭遇しました。獲物を捕らえようとして急降下したらその先に人間を発見し、大慌てで急旋回した、そんな感じでした。お互いにビックリ、ですね。
 12時丁度に山頂着。休まずにそのまま裏谷に向けて下りました。13時32分に段戸湖駐車場着。お疲れ様。

東三河の山々~竜頭山(752.3m)~

2006年08月03日 | 登山記録
            小滝から見た小竜頭
 2日続けて登山を楽しみました。富幕山に続いて登ったのは、旧作手村(現在は新城市)と設楽町の境にある『竜頭山』(標高752.3m)です。
 アクセスや地図は奥三河名山八選に詳しいですので、参照してください。
 この山は、10年ほど前から狙っていた 「想い人」だったのですが、登山道が分かりにくいということで、なかなか登れませんでした。それが 愛知万博地域連携プロジェクト「穂の国森林祭2005」の主催事業として奥三河開発協議会が「奥三河名山八選」という事業を展開、竜頭山の道標整備や登山マップの製作をしてくれたので、晴れて今回の登山が可能となりました。ありがたや。
 9時10分に麓の小滝地区に到着。県道35号の路肩に車を止め、登山行動開始・・・ところがどこから入っていいのか分からない・・・民家と民家の間を通って、下の川まで下り、赤い鉄板の橋を渡るという情報は得ていたのですが、どこにも道標がないため、うろうろするばかり。結局、ここかなと見当をつけて降りてみたら、当たっていました。後続の方のために。「下小滝バス停」が目印です。バス停と道を挟んだ反対側の、民家と民家の間の道を下っていきます。
 橋を渡ってまたうろうろ・・・道標はあるのですが、イノシシ避けの電流柵が張ってあるので、そこを通っていいのかどうか・・・結局、意を決して柵を跨いで登り出しました。時間は9時22分でした。

  竜頭山への登り分岐・ここより左折
 100mほどで道標の指示に従って左折、沢を渡ります。最初からぐんぐん登る急坂です。すぐに伐採され見通しのいい尾根に取り付きます。真夏の太陽に焼かれ、草いきれとイバラに泣かされての登りが10分ほど続き、やせ尾根上の樹林帯に入ると以後は木陰がずっと続きます。(つまり展望はなし)途中、枯れた大木があり、ここで一服しました。(9時46分)それにしても、堂々たる大木です。何が原因で枯れてしまったのか、実に惜しい気がしました。そして、登りはここから更に急になります。足元も滑りやすく、気が抜けません。9時58分、小竜頭分岐点着。ここからはなだらかなアップダウンとなります。左に行けば小竜頭、右に行けば竜頭山。まずは竜頭山を目指して右に針路を取ります。ここまでは常に瀬音やら車の音やらが背後から聞こえてきたのですが、この先はそれらの音も聞こえなくなり、静かな山行を楽しめます。聞こえるのは木々を渡る風の音と、野鳥の鳴き声ばかり・・・思いっきり森林浴を楽しむこと20分で竜頭山の山頂到着。

  竜頭山山頂 
 杉木立の中に道標と三等三角点がありました。展望はきかず、することもないため、水分補給と記念撮影をすませて、さらに先の大竜頭を目指しました。「奥三河名山八選」の登山マップだと、迷道注意となっていますが、踏み跡もしっかりしていて迷うこともありませんでした。ただし、やぶ山登山に慣れていない人だと道を見誤る可能性もありそうです。大竜頭まで10分の道標があり、もう少しだなと思って数分進むと小高い地点があって「ここか。」と思うのですが、道標も無く、道は更に続いています。しかも急な下り坂。「おいおい、道を間違えたか?」と思いつつ、標高差40mを一気にくだります。すると、そこに「大竜頭この先」の道標があり、見上げると20mほどの岩の壁が!そこをよじ登った先が大竜頭でした。

  大竜頭への登り
 山頂には立派な祠があります。奥三河の山々ではよくこういった険しい場所に祠が作ってあるのに出くわします。先人の篤い信仰心には頭が下がります。一応、到着は10時37分。ここからさらに10mほど下りると岩場になっていて、素晴らしい展望が開けています。ただし、両側が切り立った岩場です。くれぐれもお気をつけて。

  大竜頭から下りた岩場
 ひとしきり段戸山系の景色を楽しんだ後、来た道を戻りました。途中、竜頭山山頂で年配の登山客の方、3人と出会いました。11時25分小竜頭分岐到着。そのまま前進して小竜頭を目指します。6分ほどで到着。木が茂っていますが、東の方角は開けており、鞍掛山から大鈴山に続くごつごつした稜線などが望めました。
 小竜頭分岐点まで戻り、右折、一気に下ります。コースタイム45分の下りを20分で駆け下りました。危険ですのでまねしないようにしましょう。12時08分に車に戻り、今回の登山は無事終了となりました。おつかれさま。

東三河の山々~富幕山(563.2m)~

2006年08月02日 | 登山記録
 今まで気になっていながら、なかなか登る機会のなかった『富幕山』に登ってきましたので、記録として残しておこうと思います。
 富幕山は、愛知県・静岡県境に連なる弓張山系の南部に位置する標高563.2mの山です。登山道としては、静岡県側から登るハイキング道が3ルートあり、どれもよく整備されているそうですが、今回は新城・中宇利から三ケ日に抜ける途中にある瓶割峠から稜線沿いに登るコースを使ってみました。

  瓶割峠の富幕山登山口
 午前8時50分、瓶割峠着。ここから奥山に向かう扇山林道が分かれており、その出発点に登山道入り口があります。林道脇に車を置いて、9時00分、登山行動開始。いきなり急坂が続き、汗が吹き出ます。この登り坂を25分ほど詰めて標高478.1mの山頂に出ました。ここからは緩やかなアップダウンとなり、道幅も広くなって快適な歩きが楽しめます。ただし、このコースは最初から最後まで樹林帯の中にあるため、展望は期待できません。加えて顔の周りをアブやらブユやらが飛び回り、うるさくて仕方がありません。秋口から春先辺りなら、さぞ気持ちの良いハイキングが楽しめるだろうな、なんて考えながら歩いていました。コースの3分の2ほど進んだところに、一箇所、一面に落ち葉が積もった急坂があります。とても滑りやすいので、気をつけたいところです。よく見ると、ステップが切ってありますので、それを利用すると楽に上り下りできます。そこを抜ければ、富幕山頂まであと少し。NTTの無線中継所を右手に見ながら回り込んだ先が山頂でした。

   富幕山山頂・背後の鉄塔はNTT無線中継所

  一等三角点
 10時03分到着。山頂には、一等三角点の標石とその解説プレートがありました。単純なもので、一等三角点があるとありがたい山に感じてしまう私です。更にその南側には、立派な屋根付き休憩所やら、日時計やら、観光案内版やらが置かれた広場が広がっています。眼下には浜名湖一帯の景色が広がり、空気の澄んだ日には遠く富士山も望むことができるそうですが、私の登った2006年8月1日は、残念ながら天候曇り、霞んだ向こうに浜名湖がうっすら見えるだけでした。
 20分ほど休んでから、来た道を戻りました。7分ほど行くと頭上からアオバトの鳴き声が!ほんの一節しか鳴いてくれませんでしたが、10数年ぶりに聴く生演奏に感激しました。更に数分進んだところに「稚兒塚入口」の道標がありました。その説明によると、「幡教寺の小僧さんが鷲にさらわれ、死骸として発見されここに葬られたと言う」とのこと。後学のため、左に入る獣道に分け入ってみることに。10mほど行った右手の岩の上に石塔が建てられていました。しばし合掌。子供の頃読んだ忍者漫画に、大鷲が子供をさらって行く話がよく出ていたことを思い出しました。各地の民話にも赤ん坊をさらう大鷲が登場するようですが、昔はそんな巨大な鷲が日本各地に生息していたのでしょうか。種としてはイヌワシだろうと思いますが、巨大な鳥が頭上を旋回する様子を想像したら、薄ら寒くなり、早々に、その場を立ち去ることにしました。登山口に11時18分着。おつかれさま。

三ツ瀬明神山・登山記録

2006年04月18日 | 登山記録
 「仮面ライダーカブト」や「功名が辻」のレビューを優先させたため、2日遅れとなりましたが、先日(4月16日)の『明神山』登山記録をUPしておきます。
 土曜日の午後から降り出した雨が朝方まで残っていて少々コンディションは悪かったのですが、天気予報では回復傾向とありましたので、登山行動を決行しました。
 今回登った「明神山」は、愛知県東三河、新城市と北設楽郡東栄町の境にある標高1016mの山です。奥三河の主峰と呼ぶに相応しい堂々とした山容の山で、多くの登山客を引き寄せる魅力に溢れています。
 今までに10回ほど登っていますが、すべて鳳来湖・乳岩峡からであったので、今回は東栄町三ツ瀬からのルートで登ってみることにしました。三ツ瀬の登山口に着いたのが8時40分。簡易トイレが設置してあり、その横に普通車が4、5台止められるスペースがあります。午前9時にここを出発。500mほど車道を行き、左手の川を渡って、いよいよ登山行動開始となります。沢沿いに詰めていくと、「濫觴の水」という看板があって綺麗な清水が湧いているところに出ます。水の補給をするなら、ここで。そこからしばらく登ると尾根に取り付き、以後尾根沿いの道となり水場はありません。登山行動開始40分ほどで最初の鎖場がありました。昨夜来の雨で岩が滑りやすくなっていましたので、慎重にこれを乗り越し、1回目の休憩を取りました。この辺りには、ドウダンツツジやホソバシャクナゲが自生していますが、残念ながら花のシーズンには早いため、木々の芽吹きを愛でるばかりでした。そこから六合目の分岐(乳岩からのコースとの合流点)までは、急峻で足場も悪いので、注意が必要です。
 六合目には10時半ごろ到着。ここで10分ほど休憩を取り、山頂へ向かいました。小さなアップダウンが続き、八合目の鉄梯子を登ると「馬の背岩」に出ます。左手眼下には鳳来湖が一望され、その向こうに鳳来寺山、さらに雁峰連山、本宮山までが見渡せました。ここまで来れば、山頂まではすぐです。結局11時15分過ぎに山頂の展望台に到着。雨上がりではありましたが、奥三河の山々の眺望を楽しむ事が出来ました。もう15年も前の事ですが、ここから富士山を見ることが出来、感激した事が忘れられない思い出として残っています。
 昼食を取り、12時に山頂を出発。来た道を戻りました。足元が悪かったので、登りよりも神経を使いました。午後1時半ごろに登山口にたどり着いた時には、へとへとになっていました。今回も日ごろの運動不足を痛感させられた山行となりました。やれやれ、お疲れ様。

お疲れな一日 ~本宮山登山~

2006年04月04日 | 登山記録
 このブログでは、専らインドアな話題を扱っていますが、私の趣味の一つに『登山』というのがありまして、今日は久々に山に登ってまいりました。と言っても登ったのは標高789mの『本宮山』ですので、軽登山クラスですが。
 しかし!「本格的シーズン前の足慣らしさ」と甘く考えて登ったのですが、麓のウォーキングセンターに戻ったときには、膝ガクガクでした・・・ 考えてみれば、ここのところ、運動らしい運動をしてなかったもんな・・・
 一応、登山記録を載せておきます。
 13:30ウォーキングセンター発・・・14:20馬の背岩・・・15:15砥鹿神社奥宮・・・15:30山頂・・・17:00ウォーキングセンター着
 山頂まで2時間ですから、ほぼコースタイムですね。まあ、途中休憩をたっぷり取ったので、こんなものかな。久々の本宮山だったのですが、山道はよく整備されていて登りやすいと思いました。平日の午後だったのですが、たくさんの登山者とすれ違いました。ほとんどが中高年の方々。皆さん、お元気ですね・・・
 途中、桧皮を採っている若者ともすれ違いました。砥鹿神社の許可を取って、神社の屋根を葺くために採取しているのでした。周囲のヒノキを見ると、皮を剥いだために、肌が赤々とした木がたくさんありました。皮を剥いだ跡が、元に戻るのには、どのくらいかかるのでしょうか。
 山頂一体はアンテナが林立しています。ここで地上デジタルテレビジョン放送、地上アナログテレビジョン放送、FMラジオ放送の中継を行っていて、東三河から遠州にかけての世帯がその恩恵を受けています。我が家のアンテナも、もちろん本宮山を向いております ただ、聖なる山(本宮という名は砥鹿神社のもとみやがあったからつけられています)にアンテナの林立という光景は、やはり興醒めしてしまいますね。
 ただ今、午後7時を回ったところ。でも、もうだめです。風呂に入ったらすぐ寝ます。本当に疲れました。歳は取りたくないし、運動は継続してきちんとやらなくてはだめだと思い知らされました。