
盆休み突入記念で、山登りに行ってきました。今回登ったのは段戸山系の盟主『寧比曽岳』(標高1120.6m)です。この山も長年の片思いの相手だったのですが、ここのところのマイブームに乗って、登ってきました。
寧比曽岳に登るルートとして代表的なものは二つ。足助の大多賀峠から入るコースと設楽町裏谷から入るコースがあります。(もう一つ、香嵐渓から金蔵連峠を経て入るコースもあります。)最短で登れるのは大多賀峠コース(1時間)ですが、今回はトレーニング山行でもあるので、少し時間のかかる裏谷コースを使いました。
新城から裏谷まで約37キロ。今回は三橋から入るコースを取ったため、道幅が狭く(実際、裏谷に着く直前に対向車があり、バックを余儀なくされました。)車で50分ほどかかりました。9時15分に段戸湖横の駐車場到着。段戸湖は小さな人造湖で、ルアー・フライ専用の有料釣り場になっています。そのため、休日ともなると釣り客が大勢訪れる人気スポットであり、駐車場も広々としています。

段戸湖駐車場
9時23分に出発。段戸湖横の林道を13分進み、「五六橋」通過。そこから更に2分で林道から分かれる分岐に出ました。ここから寧比曽岳への登山道が右手に延びています。
モミ・ツガ・ブナが主体の原生林の中を徐々に登っていきます。ちょうど中間点辺りで林道と交差するところがあるのですが、そこから出来山分岐まではほぼ1030mの等高線に沿うような形で道が作ってあり、快適な森林浴が楽しめます。出来山分岐の手前500mほどのところに素敵な水場あり、ここで顔を洗い、のどを潤わせました。

水場
10時37分に出来山分岐到着。ここから富士見峠までは踏ん張りどころ、急坂となります。15分で富士見峠着。ここにはトイレが設置してありました。昔は遠く富士山も望めたそうですが、現在は木や笹が邪魔で展望はききません。
富士見峠から寧比曽岳山頂の間は約10分の距離、緩やかなアップダウンの道なんですが、笹が生い茂って道を隠してしまっており、難渋しました。

富士見峠と寧比曽岳間・熊笹の道
11時丁度に山頂着。山頂には東屋が立てられており、少し離れたところにはベンチも設置されていました。そのベンチ近くに三等三角点の標石。セルフタイマーで記念撮影を済ませて、山頂からの景色を楽しみました。でも、山名が判明したのは本宮山(双眼鏡で見ると、山頂に電波塔が林立しているので、すぐ分かります)だけ・・・今度登る時は広域地図を持っていこう。

寧比曽岳山頂
東屋に移動して日陰で昼食を取り、11時20分に筈ケ岳を目指して、登山行動開始。東海自然歩道をぐんぐん下って行きます。あまりに調子よく下るルートに、恐れを抱き、15分ほど下ったところで、断念。すごすごと寧比曽岳に戻ることにしました。
その途中で、クマタカの若鳥(たぶん)が急降下するのに遭遇しました。獲物を捕らえようとして急降下したらその先に人間を発見し、大慌てで急旋回した、そんな感じでした。お互いにビックリ、ですね。
12時丁度に山頂着。休まずにそのまま裏谷に向けて下りました。13時32分に段戸湖駐車場着。お疲れ様。