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関口宏の「サンデーモーニング」が放送人グランプリ2015を受賞/少数派

2019年04月05日 | メディア・SNS
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関口宏の「サンデーモーニング」が放送人グランプリ2015を受賞

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ブログを移転したため、投稿日と記事の日時・状況と整合性がありません。

優れたTV番組を表彰する「放送人グランプリ2015」において、今年のグランプリはTBS「サンデーモーニング」の出演者とスタッフに贈られました。放送人グランプリの主催は、テレビ制作者やOBが中心となって作る「放送人の会」です。選考委員の1人はサンデーモーニングに対し、「政権におもねったり浮き足立つことなく、いぶし銀の底光りを放つ存在であり続けて欲しい」と激励しました。また後日、別組織・放送批評懇談会が贈る「ギャラクシー賞」でも、テレビ部門優秀賞にサンデーモーニング・新春スペシャル「群集と戦後70年」が選ばれました。あっぱれ!

ご存じのようにTBS系・日曜朝8時から始まり、幅広い層のコメンテーターが加わり、関口宏氏が穏やかな語りで司会進行する番組です。皆様の多くの方も、ご覧になっているのではないでしょうか。1987(S62)年から続く長寿番組で、個人的には番組開始当初から毎回欠かさず見ています。中高年に人気があり、長年、視聴率は15%前後を保っているようです。ドラマなどは10%を取るにも汲々とする時代に、この高視聴率は存在を示しています。ただ方向性がハッキリしていることから、中高年の中でも見る見ないが明確になっていると言います。

関口宏氏が受賞の挨拶で、「番組をスタートした時は、『真ん中に』(中庸)を合い言葉にやってきた。しかし気が付いたら左寄りの番組がなくなり、当番組が一番左になってしまった。世の中が、おかしくなってきたのかなと感じている。」と述べました。この発言が、思わぬ波紋を呼んでしまいました。ただでさえ同番組は、右翼やネトウヨ(ネットを主体に右翼思想を書き込む若い層)のやり玉に上がり、売国番組などと厳しくバッシングされています。この傾向を見ただけで、私としては世の中が極めて右寄りになってきた証拠と思います。

「サンモニ」の内容が、左寄りにされるこの時代の在り方がおかしいのです。関口氏が言うように過去には様々な番組が、サンモニより遥かに左寄りでした。現在のニュースや情報番組がだらしないから、サンモニが左寄りと見られるのです。それほど現在の政府の介入が酷く、またメディアの劣化が原因だと思います。今の中年・若い方は、過去、新聞やTVがこぞって厳しく時の政府を糾した姿を見る機会がなかったからでしょう。メディアの機能は、政府をチェックする・それ自体が存在意義です。戦後生まれの“戦前志向派”が、多くなったのは困ったものです。

ここからは、余談です。初期から流れているオープニンブ・エンディングのテーマは、三枝成彰氏の作曲だそうです。ところで、特にスポーツコーナーの視聴率が取れるからといって、当初の倍の40分に延長したのは少々問題です(喝!)。その分、多彩なコメンテイターが語り合う、「風をよむ」の時間が短くなり残念です。さて授賞会場で担当のプロデューサーは、「世の中の大事なことを、愚直に伝えていく姿勢に変わりありません。」と述べたそうです。この番組の視聴率が下がるようでは、世も末です。これからも、ずっと見続けていきたいと思います。

Sankoub 元クローズアップ現代の国谷裕子氏に放送人グランプリ2016が贈られた

Ntopkeiji

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