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安倍首相の「桜前夜祭」にサントリーが大量の酒を4年連続で無償提供<赤旗スクープ①>/少数派

2022年06月21日 | 国葬・桜・森友・赤木
Ns170minoritytp 少数派シリーズ   特設|桜を見る会(桜疑惑)VOL.23
安倍首相の「桜前夜祭」にサントリーが大量の酒を4年連続で無償提供<赤旗スクープ①>

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■投稿者の文章|安倍当時首相とサントリー新浪社長はズブズブの関係・第三のビール画策
「桜を見る会」前夜祭の追及をまだやってるの?と言われそうだが、終わるどころかさらなる疑惑がしんぶん赤旗のスクープで湧いてきた。3回に分けてお伝えする。分かっているだけでも16~19年の4年間、ホテルで開催された前夜祭の宴席にサントリーが大量の酒を無償提供していた。本文の通り、安倍氏後援会への酒の無償提供は違法な企業献金にあたる可能性がある。本題の前に桜前夜祭疑惑を復習すれば、高級ホテルでの開催にも関わらず後援者の参加費が5000円だったこと。上表のように既に、安倍氏側の違法な補填があったことが判明している。今回はサントリーの酒無償提供、これだけでも政治的にアウトだ。事はこのことだけに留まらず、当時、自民党税制調査会はビール・発泡酒・第三のビールの税率を一本化する酒税見直し(補足1)が進んでいた。詳細は次号で説明するが、実現すればサントリーが経営的に打撃になる。そこでサントリー新浪剛史社長(補足2)は安倍氏と密接な関係にあり、画策したと思われる。その後、一本化が先送りされた経緯がある。桜前夜祭の酒提供程度で安部氏が傾いた訳ではなく(笑)、逆に安易に酒提供するほど両者は“ズブズブの関係”だったと言うことだ。

▽補足1=「酒税見直し」 当時、ビール類350ml1本換算で税額は、ビール77円、発泡酒47円、第三のビール28円(20年9月まで)。税率が一本化されると、第三のビールの比率が高いサントリーは売り上げが激減されると予想された。
▽補足2=「新浪剛史(にいなみ・だけし)氏」 2002年にローソン社長、14年からサントリーHD社長に就任。

■安倍氏後援会へのサントリーの酒無償提供は違法な企業献金にあたる可能性がある
投稿はしんぶん赤旗を活用しております/安倍氏とサントリーをめぐる疑惑は本紙日曜版5月29日号がスクープしました。後号で連続して追及します。「桜を見る会」前夜祭の費用補填(ほてん)をめぐる新事実が判明し、安倍晋三元首相の説明責任が改めて問われています。都内の高級ホテルで開催された前夜祭にサントリーホールディングス(HD)が大量の酒を無償提供し、それを安倍氏側が出席した有権者らにふるまっていました。違法な寄付や利益供与の疑いが濃厚です。政府・与党の税制改定の際、サントリーに有利となる酒税上の計らいがされたこととの関係にも疑念が持たれています。安倍氏は一連の疑惑について沈黙しています。このまま逃げ続けることは許されません。前夜祭は安倍晋三後援会主催で2013~19年に行われ、サントリーは16~19年に酒を無償提供していました。前夜祭費用補填をめぐり政治資金規正法違反(不記載)の罪で略式起訴(20年12月)された安倍氏の元公設秘書・配川博之氏や秘書らの供述調書、ホテル側の作成資料など刑事確定記録から明らかになりました。

東京事務所の秘書は、費用補填が有権者への寄付に当たり、公選法違反の恐れがあると認識し、補填額を抑えるために大量の酒を持ち込んだと供述していました。検察に記録がある17~19年でみるとビール、ウイスキー、ワイン、焼酎など400本近くが提供されました。各年15万円程度とサントリーも認めました。政治資金規正法は、企業が寄付できるのは政党と政治資金団体に限っています。対象外である安倍氏の後援会への寄付は、違法な企業献金にあたる可能性があります。重大なのは無償提供が、酒税見直しが焦点だった税制改定の議論があった時期と重なっていることです。改定ではビールを減税し、発泡酒や「第三のビール」を増税して一本化することが検討されていたため、「第三のビール」の出荷比率の高いサントリーにとって打撃になるといわれていました。

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2019年4月12日・桜を見る会の前夜祭に出席した安倍首相(当時)夫妻

■サントリー無償提供が酒税見直し税制改定議論の時期と重なる・その後ビール課税一本化先送り
ところが15年にサントリーHDの新浪剛史社長が安倍首相と会談した後、一本化が先送りされました。一本化に積極的だった自民税制調査会会長が直前に更迭されました。首相官邸の意向とされます。14年に経済財政諮問会議の民間議員に就任した新浪社長は、安倍氏と密接な関係があります。同社は12年12月~20年9月の安倍政権時に自民党の政治資金団体に約3600万円の献金をしています。酒の無償提供は、違法献金にとどまらず政治をゆがめた疑惑ではないか。参院予算委員会で日本共産党の山添拓議員は、岸田文雄首相に調査を迫りました。首相は、税制議論は「丁寧な議論の結果だ」と述べ、疑惑を解明する姿勢を示しません。安倍氏は首相時に「桜」前夜祭について国会で118回も虚偽の答弁をしました。元秘書の略式起訴直後、釈明のため衆参議院運営委員会に出席したものの、関係資料の提出には応じず、説明責任を投げ捨てています。安倍氏は自民党最大派閥の会長として影響力を行使し、改憲や大軍拡の旗を振っています。安倍氏の責任を不問にし、増長させている自民党も疑惑隠しは同罪です。
<次号に続く>

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Sankoub 桜を見る会特集
次号/24・サントリーの桜前夜祭へ酒無償提供は安倍首相が酒税改定先送りをした見返り<赤旗スクープ②>
前号/22・「桜疑惑」の安倍前首相秘書復職・責任取り辞職は“ウソ”だった>赤旗スクープ

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