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国葬13|安倍国葬に伊藤博文の銃撃暗殺死を暗示する弔辞を読んだ菅氏の非常識/少数派

2022年10月17日 | 国葬・桜・森友・赤木
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
国葬13|安倍国葬に伊藤博文の銃撃暗殺死を暗示する弔辞を読んだ菅氏の非常識

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■「国葬が終わっても反対⑤」菅前首相の弔辞には極めて問題・陰険さがあることを分析
国葬が終わっても反対の5回目。菅前首相の弔辞には、極めて問題・陰険さがあることが識者によって暴かれた。当連載でも、バラバラながら今回で3回目の指摘をする。①コピーライターによる、安倍元首相神格化は過剰表現だったこと ②コピーライターには歴史感がなく、そのまま読んだ菅氏も政治的歴史を知らなかったこと ③銃撃死した安倍氏に対して、100年以上前ではあるが銃によって暗殺された初代総理大臣の伊藤博文の事例を暗示する弔辞を読んだこと ④国葬の場で「次期首相に名乗りを挙げた」と捉えられたこと。菅氏弔辞のまとめとして、詳しく説明する。

■山縣有朋の歌を例えにした菅氏の弔辞には「首相返り咲き」を国葬の場で公言したようなもの
▽6-(3).菅氏弔辞の優しさに満ち溢れた?表現は所詮コピーライターによる演出に過ぎぬ(SNS指摘)
菅氏は当初、100%近く自分で書いたと言っていたが、それも嘘がバレた。投稿者は、最初から疑っていた。案の定、コピーライターが書いたのは事実だった。(いきなり)「七月の、八日でした」~「季節は歩みを進めます」~「あなたという人がいないのに、時は過ぎる」と感情に訴えた文学調の文字の並びは、官僚はおろか一般人でも書き慣れていなければなかなか書けないものだ。<淡い恋文>のようだとも、揶揄されている。専門筋によると、安倍氏のコピーライターは『アベ愛』に溢れ、過剰なほどの文を書くそうだ。今回の菅氏の弔辞も同人物が書いたことが確かで、菅氏が感じている以上の<愛情表現過多>の文章だった。

菅氏の冷徹そのものだった政治的性格から、およそ掛け離れている。コピーライターが書いたとは知らない自民党支持者は、エェ~菅氏はこんな優しい性格だったのだと驚く。しかし文学や小説が好きな方は、今時こんな“クサイ”文章はないだろと、端から笑ってしまうほどの語調だ。投稿者がどこかで仕入れたフレーズだが、「話し言葉は人物像とマッチしていないと、逆に信用や理解が得られない」と言われる。そのため、人によっては“気持ち悪さ”が残ると言う。でもそんなコピーライターの存在を知らない参列した政治家や政界OBなどには、涙が溢れ拍手が起こるほど受けたのだ。ネトウヨ層にも共通することは、次項のように勉強や本を読んでいない。だからこのような文章でも、絶賛してしまう。

▽6-(4).山県有朋の歌から菅氏は「次の首相は俺だ!」とも言っているように思える(投稿者指摘)
前号で投稿者は、そのコピーライターが書いた弔辞を読んだ菅氏本人は、山縣有朋の悪行の歴史を知らなかったと断じた。さらに突っ込めば銃撃死した安倍氏の国葬に、同じく銃で暗殺された初代総理の伊藤博文の悲惨な死を暗示する菅氏の例えは非常識過ぎる。つまり弔辞の山縣の歌に出て来る”先立った人物”が、伊藤博文だ。朝鮮半島の人間に、銃撃され亡くなった事件。1909(M42)年、旧満州のハルビン駅で、独立運動家・安重根(アン・ジュングン)の凶弾3発が命中した。投稿者が記憶しているのは、教科書に載っていたからだ。それ以上に、自民党議員や政治家は忘れてはならぬ「重大・政治事件」の位置付けにある。まして安倍・菅氏など自民党のトップは“嫌韓”にも関わらず、また菅氏本人を始め弔辞を絶賛・感涙した自民党議員・支持者は、こんな重要な歴史を知らないんだなと思った。

与野党の議員や政治評論家は、菅氏の弔辞には驚くメッセージがあったと言う。それは、菅氏の「首相復帰」を暗示していた! 山縣の歌を現代語訳すると、「共に語り合って国に尽くした同志(伊藤博文)は先に逝ってしまった。残った自分は、君亡き世をどう導いていったらいいだろうか」といった意。しかし憂う歌は本心ではなく、伊藤の重しがなくなった途端、山縣の暴走が始まったとされる。穿った見方をすれば菅氏は前述の歴史をご存じなくても、山縣の歌を単純に悪用した「安倍氏亡き後は俺の出番」の”野望”を示したかったのでは。「次の首相は菅だ!」の憶測が、永田町を渦巻く。話は逸れるが、菅氏は安倍氏を褒めてはいるが、取り方によってはそれ以上に自身の自慢をしているようだった。曲者・菅氏の策略は功を奏すか? まあ私達一般人の常識と永田町とでは異なるが、どちらにしても国葬で山縣の例えを出すことは間違っている。ところで再出馬(返り咲き)の前に、肝心な会話教室のレッスンは済ましているでしょうね?

■ハッシュタグ「#玉川徹の謹慎処分に抗議します」~玉川ロス現象が起きている
▽7・自民党やネトウヨが玉川氏を過剰に糾弾するのは焦り・悪足掻きか?(投稿者指摘)
TV番組「羽鳥慎一モーニングショー」のレギュラー出演の玉川徹氏は、菅氏の弔辞に対し「電通が入っている」と発言した。それが事実ではなかったため謝罪したが、それでは済まずに10日間の謹慎処分になった。でも、玉川氏の「誰かが創作」した意味で発したことは当たっていた。自民党の右翼議員やネトウヨ達は鬼の首を取ったように、寄って集(たか)って批判。国会の場に持ち込もうとしている。それに抗し切れなかった、テレ朝の会長・社長はお粗末だ。巷では、「玉川ロス」(タマロス)現象が起きている。「玉川あっての番組、国民目線の発言に勇気付けられる、玉川が降ろされたら絶対番組見ない」など。#玉川徹の謹慎処分に抗議します ~ハッシュタグで抗議する方も。メディア・放送局が、いかに自民党と電通の黒い力に支配されている証拠。メディアは「身体を張って政治をチェックするのが役目」をすっかり投げ捨て、政府・自民党にすり寄る。もう1点、放送局はスポンサー探しと番組企画など電通に丸々依存している。この2つに完全に支配されているので、単なる玉川氏の発言(誤報)にも関わらず厳しい処置をしたとされる。

それに対してジャーナリストの江口紹子氏は、国会論争は筋違い・政治問題にするような次元ではないと一喝。やはり国葬・統一教会の厳しい砲火を浴びる、政府・自民党の”焦り”と”スケープゴート”・悪足掻(わるあが)きと思われる。自民党やネトウヨは、リベラル派の論客に些細な言葉尻を捕まえたり、一文脈だけを切り取って難癖をつけ、誹謗し潰しに掛かることが横行している。その一方で、田崎史郎・三浦瑠璃・古市憲寿・櫻井よしこ・橋下徹氏らのほうが、どれだけ酷い嘘を毎日のようにTV番組(特にフジ)で垂れ流していることか。政府・自民党は放送局に圧力を掛け、連中を番組に押し込むことが常態化している。こちらのほうが、極めて悪質だ。過去から歴代の政権の失政や支持率が下がると、連中が”続々と登場”して弁護する。自民党は菅氏の嘘が丸見えになり、国葬のメンツも潰されたことで、相当、焦っていると思う。国葬・統一教会で地に落ちた自民党は、メディア・放送局・上記の御用コメンテーター・SNSなどあらゆる手を使って、”一大反転攻勢”に打って出ることは明白。連中の話を漫然と聴かないで、嘘を見破る視線が必要。政府・自民党自ら、「国葬」を“政治的作為”、政治の道具、政治ショーにしてしまったのだ。自民党議員や自民党層こそ、安倍氏の真の意味での弔いをしていない。
追記/10.19の番組で、コメンテーターを降りるが特集などの企画には出演すると発言した。

Sankoub
次号/国葬14|岸田首相の弔辞も事実誤認と安倍首相の政治失敗を隠し美談化・神格化した
前号/国葬12|菅前首相の弔辞、本人は山縣有朋の悪行の歴史を知らなかった?と言える

Ntopkeiji

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