回転寿司の真相シリーズ273皿目 第3部/回転寿司に行くなら店を選ぼう編
ROUND17 中小店を利用するワザ
平日の午後に回転寿司店に行けば注文オンリーで新鮮・握り立てが食べられる
今号も飽くまで中小の回転寿司店が前提です。平日の午後の時間帯の回転寿司店なら静かに食
事ができて、ゆっくり寛(くつろ)げることが利点です。皿を回さず、板前さんへの注文オンリー
にしている店もあります。これなら、好きなネタを新鮮なうちに食べられます。新鮮・握り立てが
美味しいのは、言うまでもないでしょう。こうした時間の利点を知って、活用すべきと思います。
しかし若い方は注文することが苦手なので、そういう方は無理でしょうね。
一方、既号のように横着な店はお客の多少に関わらず多くの皿を回しています。ネタが乾燥し
いつ握ったか分からないため、こうした店には行かない注意が必要です。元々行ってはいけない時
間帯は、午前中の開店早々と夜の閉店間際です。午前中は仕込みや準備段階なのでネタ数は少なく、
前日の残りネタやシャリが使われます。当り前ですが閉店間際も品切れが多く、お客の前でも平気
で後片付けや帰り支度するスタッフも目立ち好ましくありません。※善良な店は、開店早々や閉店
間際でもしっかり対応しています。
昼時の“激安ランチ丼”は、一見ネタもシャリも多いのでお得と思われても食べないほうがよい
でしょう。既号でお伝えの通り、売れずに何回もレーンから下げたネタなど、本来、廃棄されるネ
タが使われることが多いのです。“廃棄代わり”に、“お客の口”が使われます(苦)。量的には充実
しても、“余り物・腐る直前ネタ”の豪華?ランチ丼です。だから「激安」なのです。
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが、多くの
店で横行しているのも事実です。
このROUNDはグルメ・回転寿司評論家の柳生九兵衛氏、松岡大
悟氏の著書、その他書籍を参考に投稿者の経験を加え記事にしました。