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介護◇食事2・食事と同様に大切なのは十分な水分摂取、少しずつ分けて何度も飲む/認知症と介護12

2019年05月17日 | 認知症と介護
Caretp4 認知症と介護シリーズ12
食事2・食事と同様に大切なのは十分な水分摂取、少しずつ分けて何度も飲む
1日に食事以外で飲む水分量は1,200ml以上(できれば1,500ml)

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■熱中症対策のように喉が渇く前に意識的・定期的に補水すること
食事と同様に大切ことは、十分な「水分摂取」です。トイレが近くなるとして、水分を減らすのは危険行為です。脱水は高齢者が一番罹りやすい病気で、体調が悪化し気力や食欲も低下します。認知症行動の原因の1つは、脱水による意識レベルの低下と言われています。高齢になると水分を取り込む機能が低下し、喉の渇きが感じにくくなってきます。夏の熱中症対策にも通じますが、喉が渇く前に飲むなど、少しずつ分けて何度も飲む習慣を付けることが大切です。高齢者に限らず、一般者も同じです。

成人の場合、毎日2,500mlの水分が身体から出ていきます。尿として1,400mlが排出され、汗が600ml、呼吸から400ml、大便で100mlです。しかし補充すべき毎日2.5リットルの水は、飲めないと早合点しないで下さい。食事(食品)から、知らず知らずのうちに1,000mlが摂れます。また体内で合成される分があり、300mlが作られます。差し引き分・毎日最低限、1,200mlの水が必要になってきます(できれば1,500ml)。

■寒天・心太・ゼリーなどのおやつで水分を摂取することもOK
1日に食事以外で飲む必要水分量の1,500mlとはどのくらいなのか、普段使っている湯飲み茶碗の容量を量ります。例えば180mlなら、1日8~9杯です。起床時、朝・昼・晩の3食、味噌汁・スープ、おやつ、その他、就寝時などこまめに分けて飲みます。高齢者が好きな寒天・心太(ところてん)・ゼリーなど、おやつで水分を摂取することもOKです。「食べる水分」と言えるでしょうか、ユニークな方法です。

体内の水分は微妙で、たった1%減っただけで喉が渇くそうです。我慢していると脱水症状になり、体温が上昇してきます。15~20%も水分が減ると、死亡する恐れがあります。暑い夏は元より、常に毎日小分けで水分を摂る心掛けが必要なのです。介護が必要になった方の健康維持と回復のためには、十分な食事と忘れてはならないのが十分な水分摂取と認識して下さい。

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