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みりん風調味料は水飴と食品添加物だけで作られるので料理も台無し/食品のカラクリ・調味料4

2014年03月19日 | 調 味 料
Ntpkarakuri

食品のカラクリシリーズ みりん・みりん風調味料/調味料
みりん風調味料は水飴と食品添加物だけで作られるので料理も台無し
夏のかき氷と同じようにみりんの味付けをした単なる甘いシロップ

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■みりん風調味料は発酵も熟成もさせていない液体
「みりん」も醤油と同じく、水飴や食品添加物を使った“ニセモノみりん”が堂々と出回っています。本来の作り方と違った“みりん風”の製品にもかかわらず、消費者の中にはそれが本物のみりんと勘違いして買っている現状があります。ラベルには「みりん風」や「みりん風味調味料」と書いてあり、実際にはみりんの味をした“甘いシロップ”なのです。

本来のみりんは、焼酎・もち米・米麹(こうじ)で1年程度熟成させます。その結果、自然な酸味や香りを育み、純米みりん独特の風味が醸し出されるのです。まさしく日本の“匠の技”です。昔は酒の代りに飲んだり、公然と酒を飲めないお勝手を司る奥方や女中の隠れた楽しみでもありました。今や純米みりんは“高級ブランド品”になってしまい、市販のみりんと呼んでいるものは、実は発酵調味料と言われるものです。

「本みりん」と書いてあっても、純米みりんではありません。しかしこの発酵調味料ならともかく、問題視するのはみりん風味調味料タイプです。比較すると、明確に分かります。その大きな違いを、ご覧下さい。これほど、作り方も原材料も異なるのです。

みりんの原材料と食品添加物の使用種類
▽純米みりん (昔の本物みりん) ・もち米 ・焼酎 ・米麹

▽発酵調味料タイプ (現在、一般的にみりんと呼ばれる品)
・米 ・とうもろこし等でアルコール発酵 ・ブドウ糖果糖液糖 ・調味料(アミノ酸)
・酸味料(乳酸等)
※甘みを強くしたのが「みりん」、日本酒のようにしたのが「料理酒」

▽みりん風調味料タイプ
・水飴 ・ブドウ糖果糖液糖 ・調味料(グルタミン酸ナトリウム) ・酸味料(乳酸等) ・カラメル色素
※発酵させておらず、実際は単なるシロップ

■みりん風調味料では魚は生臭くなり煮崩れしてあなたの家庭料理も台無し
「みりん風味調味料」なるものは、全くのニセモノです。水飴やブドウ糖果糖液糖が主体で、数々の食品添加物やカラメル色素などを混ぜ合わせて、味や色・香りを付け“みりん風”にしたものです。そもそも、大事な発酵も熟成もしていません。言わば、夏のかき氷と同じ単なる甘いシロップです。栄養もミネラルもなく、健康にもよくありません。

こんなシロップで味付けしていては、あなたの自慢の料理は台無しです。当然、みりんが持っている特性がないので、煮物・煮付けは時間が経過するにつれ、味(魚は生臭く)や色が変化し煮崩れしてきます。日本の食文化を守るべき大手の醤油や酢メーカーが、こんなニセモノみりんを売っているのです。みりん風味調味料は、糖分と食品添加物だけなので、だから発酵調味料タイプの1/3以下の安さなのです。 みりんに限らず醤油・酢その他でも“OO風”と書いてあるものは、ニセモノと思う癖を付けましょう。

醤油・みりん・酢など和食文化域だけは本来の作り方を守り、“ニセモノ作り”や食品添加物の侵入を防げなかったのか悔しい思いです。業界の堕落を嘆きます。せっかくの家庭料理を作っても、ニセモノみりんと“ニセモノ醤油”(酷いものです)では、身体に良いどころか却って損ないます。なぜその製品が安いかを考え、成分表示を見る癖を付ければ健康が保たれます。

「三河みりん・角谷文治郎商店HP」
※なお同社とは一切利害関係はなく、投稿者個人としての推奨です。

Sankoua
塩で薄め数々の食品添加物を加えた醤油加工品は避けよう
市販の液体出汁・顆粒出汁や業務用麺つゆは化学調味料の味

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