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食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
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新聞も隣近所でシェアする時代、お互いに新聞代が格安になる恩恵/少数派

2019年04月07日 | メディア・SNS
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新聞も隣近所でシェアする時代、お互いに新聞代が格安になる恩恵

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■今の若い方は新聞を読んでいることはカッコ悪いそうです
世の中何でもシェアする風潮で、若い方は知らない人と部屋をシェアするなど、私達の年代では考えられないことばかりです。そして新聞も、隣近所でシェアする時代になったようです。親しい近所のA宅の方が、毎日、B宅に新聞を持参していることを、マイ妻がつかみました。詮索好きな妻がさらに突っ込むと、読み終わった新聞を翌日B宅に届け、B宅が1000円負担しているそうです。これはお互いに、よいシステムと思いました。既に速報性は、TVにはかないません。新聞の役割は、政治や事件などの背景(隠れた真相)と詳しい解説でしょうか。TVと新聞と完全に棲み分けが進んでいることから、今や新聞は必ず当日読む必要もないでしょう。シェアすることによってA宅では新聞代が得をして、また重い廃品作業もなくなります。B宅も格安の新聞代の恩恵を受け、“二方一両得”です。

かつては、読売新聞が1000万部以上の発行部数を豪語していました。しかし最近は、各紙とも発行部数の激減に頭を悩ませています。新聞社自らの不祥事、Webの影響や高齢化が原因と思われます。高齢者は経済的に苦しく、小さな字を読むことも苦痛になり、新聞購入の取り止めが全国的に続いているのです。さらにダメ押ししたのが、TVの地デジ化です。TV画面から番組表が得られることによって、高齢者が辛うじて新聞を取っていた理由が一挙になくなってしまったからです。

驚いたのですが、今時の若者は新聞を読んでいることを仲間に知られるのが、一番嫌だ(カッコ悪い)そうです。昔、私が若かった時代は、新聞を読んでいないことが恥ずかしいことでした。読みもしないのに朝日ジャーナルや革新系の機関紙などを、これ見よがしに“カッコ付けて”持ち歩く人が多かったようです。数十年前までは、朝日はもちろんのこと読売は方向が違っていても、かなり政治や悪質企業に切り込んだものでした。しかし今や新聞は政治家に配慮し、スポンサーも怖い存在となったことから、現在の新聞紙面ほど面白くないものはありません。余りにも、新聞・TVといったメディアの“ていたらく”に嘆いております。こんな姿勢では、自ら首を絞めるようなものです。

■TVやWebニュースでは物事の真実や背景は分からない
新聞なんか無くても、TVやWebニュースがあるから困らないと言う人がいます。これには、2つの誤りがあります。TVやWebは単なる“速報”(事実の通知)だけであって、これらの媒体では深い背景には迫れません。ある政治評論家は、多くの人が新聞を読まなくなったことから、選挙が変わってきたそうです。新聞を日頃読んでいれば、政党や政治家の考え方が分かります。しかし新聞を読まないことから、よくTVで見る政治家、「声の大きい人」(過激な発言をする人)や政治家のミエミエのパフォーマンスに気付かず、簡単に同調してしまうそうです。つまり極めて与党に有利な環境なんです。誤りの2つ目は、Web会社には独自の取材能力はなく、掲載ニュースは契約した新聞社などからの配信です。従って新聞全体が低迷したら、肝心のWebニュースも存続も危ぶむことになってしまうのです。

私は小学生の頃、新聞記者になりたかったのです。当時の先生は、今と違って児童の能力や願望を手助けする姿勢はなかったですよね。そのため先生から、記者になると数多くの死体や流血を見たり、ヤクザとやりあうこともあると脅され断念しました。しかし未だに私の文章の下手さ加減から見て、先生の判断は正しかったようです(笑)。池上彰氏は、新聞は自分の「生きる糧」(人生の深い教養と判断力が養える)として捉えるべきと言います。氏の影響を受けて、貧乏所帯でも新聞だけは3紙読んでいます。メディア界が馬鹿な政治に屈することなく、いつか元気になることを期待しています。そう思う読者も、大勢いると思います。それはそれとして、どなたか私と新聞のシェアをしてくれませんか?

Ntopkeiji

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