食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

佃煮は偽装魚(代用魚)や塩分過多・たっぷりの食品添加物に注意/食品のカラクリ・魚介類17

2017年01月18日 | 魚 介 類
Ntpkarakuri

食品のカラクリシリーズ 佃煮/魚介類
佃煮は偽装魚(代用魚)や塩分過多・たっぷりの食品添加物に注意
カルシウムが豊富でも全体的にはあまり健康的な食品ではない

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写真の店舗とは関連ありません/食品区分はマイブログ独自のものです

■保存食なのに保存料を入れざるを得ない“本末転倒”なことが起きている
「佃煮」は古い歴史があり、アミ・小女子(こうなご)・公魚(わかさぎ)などの小魚、浅蜊(あさり)・蜆(しじみ)などの貝類、昆布・海苔などの海藻類が一般的です。そして現代の材料は、椎茸(しいたけ)・蕗(ふき)・土筆(つくし)や様々な野菜・植物、牛肉のしぐれ煮など幅広い範囲に及びます。朝食やお茶漬け、酒の肴、あるいは食欲が進まない時など重宝がられています。しかし気を付けないと、魚介類・貝類は偽装魚(代用魚)・偽装貝が使われています。また保存料・着色料・甘味料・増粘剤・アミノ酸(いわゆる味の素)などの食品添加物がたっぷり入っています。佃煮は手頃な健康食品と思っている方がいますが、必ずしもそうではないのであまり食べ過ぎないことです。

偽装魚とは、回転寿司の例では国産の本物魚と思わせていますが、味や食感が似た全く別種の外国魚や深海魚が使われることを言います。佃煮でも、浅蜊は中国やベトナムで獲れる別種のアケガイ・イヨスダレ、公魚は南米産のペヘレイです。蜆も国内産と謳ってあっても恐らく北朝鮮産でしょう。その他の魚介類も、表示とは異なり極めて怪しいものです。特に野菜のほとんどが中国産と言われ、過剰な農薬が気に掛かります。本来の佃煮は、醤油・砂糖・みりんでじっくりと味濃く煮詰めます。しかし昨今は塩分を気にする人が多く、一般的には9%前後の塩分を5%以下に抑えた薄味佃煮が売られています。そのため保存食であるべき佃煮に「保存料」を入れざるを得ない状況、要冷蔵品など“本末転倒”なことが起きているのです。哀しいことに、漬け物や梅干しも保存料たっぷりなのです。

■本来の佃煮とは縁のない食品添加物が多種入れられる
佃煮の種類にもよりますがソルビン酸Kと呼ばれる保存料が添加され~食品添加物危険度ランク5段階のうち危険度上位2番目の「ランク4」レベルに相当します。ソルビン酸Kには、異変原性と呼ぶ遺伝子に傷を付ける毒性があります。着色料も、全体的に危険度が高いのです。保存料・着色料を使っていないと書かれていても、安心はできません。保存料や着色料の部類に入っていない食品添加物を使っているに過ぎません。保存料・着色料と書くと売れなくなるため、佃煮に限らず加工食品やコンビニ食品はこういう手で食品添加物を混ぜ込むのです。下記のように、本来の佃煮とは全く縁のない物質が多く添加されます。

▽市販品の佃煮例(昆布)
醤油・還元水飴・昆布・砂糖・たんぱく加水分解物・ごま・醸造調味料・酸味料・調味料(アミノ酸等)・甘味料(甘草)・増粘多糖類

▽市販品の佃煮例(浅蜊)
あさり・生姜・たまり・醤油・砂糖・水飴・ソルビット・保存料(ソルビン酸K)・調味料(アミノ酸等)
※ソルビットは、危険度が低い甘味料です。

残念ながら醤油・みりん、漬け物・梅干しなど和食と言われる食材ほど、かなりの量の食品添加物が入れられているのです。下記リンクを参照下さい。

■佃煮のルーツは江戸開府時の徳川家康
佃煮のルーツを説明すると江戸初期に、文字通り今の東京・中央区の隅田川河口の佃島で生まれました。佃島で作られたことから、佃煮と呼ばれたのです。保存性と安さから、江戸庶民の食事には欠かせない品になりました。また参勤交代時、下級武士が江戸の名物・土産物として各地に持ち帰ったことから、全国で作られるようになったと言われています。

徳川家康は、“本能寺の変”の際には大阪・堺にいました。急遽、三河・岡崎城に戻ろうとした時に川を渡る舟がなく、摂津・佃村(現:大阪市西淀川区佃)の漁民から漁船の手助けを受け、無事、生きて戻りました。その恩を感じ、江戸開府後に漁民等を江戸に呼び寄せ住まわせたことから、佃島という名称になりました。さらに特別な漁業権を与え、当時、あまり食用にされなかった隅田川の雑魚を煮詰めたのが、佃煮の始まりです。今風に言えば、雑魚・未利用魚の有効利用の始まりでしょうか。佃島にある住吉神社は、大阪・住吉明神から分霊したものです。今や佃島は超高層ビル化、ドラマのロケ地によく出てきます。歴史がある風情と近代化のミスマッチが、どういう訳かうまく合っている街並みです。

Sankoua
市販の漬物は発ガン性やアレルギーを伴う大量の化学物質漬け
低塩漬物は却って塩分を摂り過ぎてしまう落し穴
調味梅干はそのままでは腐るので保存料がたっぷり入っている

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