食品のカラクリシリーズ 市販・外食の餃子/調理品・加工食品
市販品の餃子や安い居酒屋・外食の餃子は挽き肉の替わりに大豆カスが
植物性たんぱく・粒状植物性たんぱくと言われる大豆カスが平然と使われる
■相当に水分を吸収させて大きく見せ掛けた大豆餃子
餃子は、もはや日本の国民食と言っても過言ではないでしょう。お父さんは居酒屋や外食店で一杯やりながらの餃子、奥さんや子供さんはスーパーの惣菜餃子や冷凍食品の餃子を楽しみにしています。しかし豚の挽き肉にキャベツ(白菜)・ねぎ・ニラ・ニンニクなどを入れた「本物の餃子」は、家庭でも外食でも消え去ろうとしています。なぜなら「何でこれが餃子なのか!」と言いたくなるような、“ニセモノ餃子”(コピー食品)が街に溢れているからです。
中国の冷凍餃子、国産でもクズ肉を使った質の悪い餃子のことだと思い勝ちです。けっして誉められたことではありませんが、そんな餃子ならまだ“マシ?”です。スーパーの惣菜売場の餃子や激安居酒屋・飲食店の餃子の具は、肉の替わりに「植物性たんぱく」や「粒状植性たんぱく」が使われているからです。そもそも大豆に化学薬品を使って、食用油を抽出します。残った大豆カスを、再び化学処理したものが植物性たんぱくなのです。そこのお父さん!そして若い方!あなたはそんな餃子を食べさせられているのです。
惣菜餃子や外食店の餃子に植物性たんぱくが入れられるのは、豚肉の1/10以下の原価だからです。また水分をよく吸収するため野菜を脱水する必要がなく、そのまま混ぜ込めます。むしろ水や油を余分に入れ込んで、「増量」(大きく見える)をした餃子がそこら中で売られています。スーパーや外食店は、コスト削減・利益増大のために植物性たんぱくがやめられないのです。専門の会社が製造をしており、店は仕入れるだけです。消費者を、馬鹿にしてますよね。
そのままでは大豆特有の臭いがするため、化学物質の水溶液に1晩漬け込みます。すると大豆だけではなく、多少入れてある肉の獣臭さも消えるそうです。さらに、ある食品添加物を加えれば、挽き肉と同じような食感になるので消費者は大豆カスだとは気が付きません。お父さんは居酒屋で酔っ払っているので、なおさらでしょう。外食店の料理や、スーパーでも小分けされたパックは、食品の表示義務がありません。そのため業者は、“やりたい放題”なのです。
■市販・外食の餃子は具もタレも食品添加物だらけ
さらなる問題は、大豆成分や水分が“水増し”されていることから、調味料(グルタミン酸ナトリウム~いわゆる味の素)・pH調整剤・酸味料・香料などの「食品添加物」を入れなければ、食えたものではないのです。味の劣る大豆餃子とバレないように、店や惣菜パックに添付されている酢や醤油などの調味ダレにも、これでもか!というくらいグルタミン酸ナトリウムなどの食品添加物を入れて誤魔化すのです。「ニセモノ食品」(コピー食品)の悲しさですね。
こうした餃子は、餃子の具も調味ダレも食品添加物の塊のようなもので、栄養も乏しいのです。大豆カスなら栄養満点では?と錯覚する方もいるでしょう。昔の「卯の花」(オカラ)は、確かに栄養がありました。しかし昨今のオカラは、機械処理するので栄養は「カラ」なのです。お年寄りがスーパーで卯の花を買っていきますが、気の毒にも大豆餃子と同様に栄養は摂れず、食品添加物ばかりが身体に入ってしまいます。安物のハンバーグやそぼろ弁当も、大豆カスが主体です。
具の野菜は、農薬や水質汚染が酷い中国産を使っているのは明らかです。現地の委託会社に任せっ切りなので、餃子に限らず中国食品は避けたほうがよいでしょう。中国毒餃子事件以来、さすがに大手食品メーカーの冷凍餃子は国産の肉や野菜を使っています。しかしある程度、植物性たんぱくが混ぜられているのでラベルを見てチェックしておきましょう。食品メーカー・飲食店は自社の利益を優先し、平気で消費者の身体に悪いものでも食べさせてしまいます。
安上がりに気軽に食べられるのが餃子であっても、こんな現状を知らされれば箸が止まるというものです。大豆餃子は、今や外食店やスーパーなどの惣菜店の儲け頭なのです。私達は、そんな戦略にはめられてはいけません。手数は掛かっても、家で作る「本物の豚の挽き肉」と農薬が少ない国産のキャベツ(白菜)・ネギ・ニラ・ニンニクなどが入った餃子を食べて下さい。お父さんも外食を控え、家族といっしょに腹一杯美味しい「手作り餃子」を食べましょうよ!
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