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安倍首相「コロナウイルス感染者は1人も入れるな」が現場を混乱・対策を遅らせた/少数派

2020年02月18日 | 新型コロナウイルス
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安倍首相「コロナウイルス感染者は1人も入れるな」が現場を混乱・対策を遅らせた

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■安倍政権・新型コロナウイルス対策でもやる気なし後手後手が拡散を広げる
安倍内閣は、新型コロナウイルス対策でも全くやる気がないことが露呈しました。やること為すことが後手後手どころか、無策ぶりがウイルスの拡散を広げたと言ってもいいでしょう。改憲には威勢がいいが、2018年の西日本豪雨災害では気象庁が数十年に1度の特別警報が発せられた当夜に、自民党主要者が赤坂自民亭と称した酒盛りに多数出席していました。また19年でも、千葉県全域や東北各地に甚大な自然災害をもたらしたにも関わらず、安倍政権は復旧指示も出さずに組閣に躍起になっていました。そして今度はあたかも映画の要人の救助脱出シーンを彷彿とさせる、航空機による中国・武漢から邦人の“救出劇”を演出しました。やはり帰国者のその後の対策が全く為されておらず、安倍首相の単なる人気取り(パフォーマンス)であったことが与党支持者の中にも浸透しました。魂が入っておらず、いつも通りの「やってる感」を見せたに過ぎません。今回の安倍内閣の失態は顕著で、お粗末です。舐め切っていましたね。大きな災害や事故が起こると、その対策や人々が望む内容には程多い、「政府の思惑」が必ず働くことを知っておいて下さい。

集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客・乗員へのほったらかしが原因で、感染が広がっていきました。その背景には、疫学的には全く無意味な安倍首相が発したとされる「ウイルス感染者は1人も国内に入れるな」の指示が現場を混乱させ、その後の対策が後手後手に遅れた理由とされます。言葉通り受け取った厚労省幹部や取り巻きの“御用医学者”が忖度・言葉だけが独り歩きし、病状が悪化した乗客でさえ治療が施されず放置した結果、却って船内感染が広がったのです。一方、既に国内感染が相当広がっているのが明らかにも関わらず、つい直近まで「症状は37.5度以上の発熱+呼吸器症状+肺炎」 「①2週間以内に武漢市に滞在 ②2週間以内に武漢市への渡航歴があり、発熱と呼吸器症状がある人と接触」が対象と、治療の定義を狭くしていました。そのため医者が感染の疑いがあると申告しても、厚労省は条件に合っていないと検査を拒否する始末です。こうした1つ1つが、却って国内感染を広げていったのです。厚労省の方針はウイルス感染者のためではなく、政権保持のためだったのです。

■安倍政権のウイルス対策の不誠実さが海外から厳しい批判に晒される
健康が悪化するダイヤモンド・プリンセス号の乗客に、健康相談ができる窓口も設置されず、持病の薬の“差し入れ”もままなりませんでした。耳を疑ったのは、70代・80代などの高齢者が多く占める船内に配られたものは「iPhone」でした。「LINE」で持病の薬の要望や、医師への相談するための予約をせよ!と言う訳です。若い方ならともかく、役人は本当に常識がなく・思いやりが欠如しています。こんな物を使えというより、しっかり防護服を着た医療者を増やして、1人1人の感染を防ぎながら持病薬を渡すなり現場で相談を受けて健康対策をすべきです。こんな低レベルなことをしているので、船内の外国人は本国政府へ日本のお粗末さを通報、ニューヨークタイムズ紙は「公衆衛生危機への対処の悪いお手本」など、海外から日本政府の対応に批判が殺到しているのです。ウイルス対策の安倍政権の不誠実さが、海外から厳しい批判に晒されているのです。要するに中国政府も日本政府も、感染者数を少なく見せ掛けたいのが本音だったのです。

TVの情報番組では、白鷗大学・岡田晴恵教授(元国立感染症研究所研究員)が大車輪で頑張っておられます。教授の発言は貴重で、「政府・厚労省の対応は遅く、建前主義ばかりで、感染拡大の原因は厚労省にある」と言い切ります。投稿者は情報番組を見て腹が立ったのは、様々な番組で専門外の田崎史郎氏が、政府や厚労省の失態を隠しそれどころか政府を賛美する発言を続けていることです。ある番組で岡田教授と同席、彼女は政府の代弁ばかりする田崎氏は間違っていると厳しく指摘、田崎氏がタジタジになる場面がありました。福島原発事故の際も、政府(当時は民主党)の発表を鵜呑みする専門家やメディアが目立ちました。こうした際に“批判をタブー視”することは、誤った考え方です。大きな災害や事故は、古今東西を問わず政府は事実を隠すのです。政府や与党の「国民が一体になって~」の常套句に迂闊に乗ることなく、メディアは数々の専門家の意見を分析することです。こうした時こそ私達は、「はたして本当か?」と「メディアリテラシー」を働かすことが必要です。

Sankoub
次号/1-B・コロナウイルス感染のダイヤモンドプリンセス号の船名には過去大火災の悲運が

Ntopkeiji 

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