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妊娠中はモーツァルトがよいの逆裏付け?夫が暴言を吐くと新生児は難聴に/少数派

2019年10月11日 | 社会の弱者・人権
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妊娠中はモーツァルトがよいの逆裏付け?夫が暴言を吐くと新生児は難聴に

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■妊娠中に夫の暴言を受けると新生児の難聴は1.44倍に上がる
今号・妊娠中に夫の暴言による胎児への影響と、当カテゴリ次号NHK「チコちゃんに𠮟られる」から、妊娠時や出産後、どうしてママはイライラするのか? 2回に分けて妊婦の大変さをお伝えします。昔から、妊娠したらモーツァルトの曲を聴くとよいと言われてきました。根拠は明確ではないにしろ、穏やかな旋律が胎児(実際は母親)を癒すのでしょう。環境省の調査から、それが裏付けられました(逆裏付け?)。「子どもの健康と環境に関する全国調査」(*エコチル調査・下記リンク参照)というサイトで、今回の投稿で取り上げたのが、赤ちゃん(胎児)の聴覚と、妊娠中に夫などのパートナーから暴言・暴力を受けることとの関係を調べた調査です。

約10万組の母子の健康状態を、妊娠期から継続的に調べており、データが揃う79,985組の妊婦と胎児が対象です。うち10,786人(13.5%)が暴言を、978人(1.2%)が暴力を受けていました。約8万組のうち、出産後787人(0.98%)の新生児が聴覚検査で要精査(その後、6割が難聴診断)となっていました。調査による新生児の難聴は、妊娠中に暴言を受けていた妊婦と、暴言を受けていなかった妊婦の比が1.44倍の高さでした。原因と考えられるのは、①暴言による妊婦の精神的ストレス ②胎児が不快な環境にさらされる ③暴言という騒音。夫の暴言は妻へのハラスメントに留まらず、お腹の赤ちゃんへの「虐待」にまで及ぶのです。

■赤ちゃんには意味が分からなくても両親の言葉や音を聞いているのかな?
赤ちゃんの五感のうち、唯一、聴覚だけが生まれる前から母親の外の世界に開かれていると言います。胎児に両親の言葉が分かる訳ではないですが、重要なことは母親にストレスを与えてはいけないことです。やはり、モーツァルトがいいのでしょうね。ベートーベンやブラームスは、重苦しいのかもしれません(笑)。調査の結果とは離れますが、併せて約15%の妻が、まして妊娠中に暴言・暴力を受けていたことに驚きます。現実に行われている行為ならば深刻ですが、次号で説明する妊娠時や出産後のママのイライラの影響で、夫婦間の売り言葉に買い言葉程度のいさかいも含んだ数字なのか分かりません。次号の「妊娠・出産時にママがイライラするのは、人は群れで生きる動物だから」も併せてご覧下さい。

なお環境省のエコチル調査とは、環境要因が子供たちの成長・発達に、どのような影響を与えるのかを明らかにする調査です。「エコロジー」と「チルドレン」を組み合わせた言葉。

Sankoub
環境省・エコチル調査サイト
チコ情報◇妊娠・出産時にママがイライラするのは「人は群れで生きる動物だから」

Ntopkeiji

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