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海外報道第2弾・手厳しい五輪開催「変異株の祭典・いかに人命が軽んじられているか」/東京五輪の危うさR7-11

2021年05月25日 | 東京五輪の危うさ
Oiympictp2 少数派シリーズ/東京オリンピックの危うさVOL.87
ROUND7 国民の命を守るため東京オリンピックの中止を!編 12
海外報道第2弾・手厳しい五輪開催「変異株の祭典・いかに人命が軽んじられているか」

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■「五輪無理」海外メディアの論調はますます手厳しくなり開催中止を強く主張
既号に続き、東京五輪中止に対して海外メディアの動向をお伝えします。日本の新聞・テレビ局はオフィシャルスポンサーになっているため、今までは”だんまり”を決め込んでいました。しかしさすがに国民の7~8割が中止・延期を示していると、メディアの論調も変わってきました。一方、海外メディアの論調は、ますます手厳しくなっています。「一大感染イベント」「変異株の祭典」など、独特の表現を使って中止を強く主張しています。そこで海外報道第2弾として、国内紙に掲載された「海外メディア」の概略記事をご紹介します。日本の医療従事者の反対行動にも注目しており、これらの記事を見れば私達こそ当事者であり、今まで以上に「中止」の声を高めなくてはならないと思います。

■仏紙ルモンド|菅政権が開催に固執するのは「国家の威信」や「金銭的利害」
米紙サンフランシスコ・クロニクル 「一大感染イベント
開催すべきでないとする論評を掲載しました。昨年の五輪の延期決定は新型コロナウイルスの抑止、ワクチン普及のための時間稼ぎだったが「パンデミック(世界的流行)は終わっていないし、そこに近づいてもいない」、残された11週間では「時間が足りない」と述べています。また、インドや南米は「ウイルスにどっぷりとつかったまま」だと指摘。日本はワクチン接種率が「世界で最低水準」で、東京や大阪などに緊急事態宣言が出され、感染が収まっていないとし、「海外に門戸を開き、一大感染イベントになりかねないものを開催するには、理想的な時期ではない」と述べています。

仏紙ルモンド電子版 「変異株の祭典
「オリンピックなんかやっているところではない」との山梨県知事の発言や、自民党の二階俊博幹事長の「五輪中止」発言を紹介。病院がひっ迫していることや、検査が限定されて感染規模がいまだ不明であることなどを列挙し、開催延期を決めた1年前より状況は深刻だと指摘しました。さらに世界中から外国人が集まる五輪は、「変異株の祭典」となり、「感染を加速させる危険性がある」と批判しています。また、菅政権が開催に固執するのは「国家の威信」や「金銭的利害」によるものと論じ、政官財の癒着や利権集団の構造的問題が、長期的な対策よりも短期的な対策を優先する「危機管理の欠陥」につながっているとする日本の識者の分析を紹介しています。

■ニュージーランドTVNZ|パンデミック(世界的流行)のさなかの開催は意味がない
オーストラリアの公共放送(ABC)のウェブサイト 「コロナ対応未解決
新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化する中での東京五輪開催について、「コロナ対応や選手への潜在的影響について問題が解決されていない」と題する記事を掲載しました。選手への検査体制などを公平に運営していく手順がまだ確立されていない問題点を伝えています。国際オリンピック委員会(IOC)が、来日する選手に、損害への免責同意書への署名を求めているとも報道。新型コロナの感染拡大のなかで、数々の制約の下で開催されることから「楽しいオリンピックにはならない」と述べました。また記事は、オーストラリア・オリンピック委員会がオーストラリアの選手は心配の声を上げていないと述べているが、「一般大衆は、大会はそもそも開催されるのか、との疑問しか抱いていないようだ」と指摘。感染が拡大するインドで、選手に厳しい隔離を課して開催していたクリケットリーグが中止されたことに触れ、東京大会への疑問がさらに高まっていると述べています。

ニュージーランドの公共放送(TVNZ) 「オリンピック開催は間違いになる
ニュージーランドのオタゴ大学マイケル・ベーカー教授は「パンデミック(世界的流行)のさなかの開催は、まさに意味がない」と述べ、開催延期を求めました。ベーカー氏は「もう1年、延期することが正しい判断だ」と語りました。同氏は、「科学は、広範な国際的移動を伴う大規模な集まりを開催すべきではないと言っている」と指摘し、オリンピック開催は「間違いになる」と述べました。日本の状況について、国民や医療関係者が開催を望んでいないと紹介。「自らも現瞬間の感染拡大の制御に苦労している」なかでの開催は「事態を悪化させるだけだ」と述べました。

英紙ガーディアン 「いかに人命が軽んじられているかを示している
東京五輪・パラリンピック組織委員会が日本看護協会に対し、大会期間中に500人のボランティア派遣を要請したことについて、「日本の医療関係者の間で怒りの声が上がっている」と報じました。記事は、新型コロナウイルス感染の拡大が深刻化している下での今回の要請は「いかに人命が軽んじられているかを示している」と述べた名古屋の看護師の声を紹介しました。尾﨑治夫・東京都医師会会長の「国内でも海外でも、感染症を増やさずに大会を開くことは非常に困難だ」とする見解を掲載。また、英医学誌が「依然として安全でも安心でもない」とし、日本に五輪開催を「再考すべきだ」と促していることを紹介しました。

投稿者によって、一部割愛やそれに伴う接続文章等の修正・タイトル付けを行いました。

Sankoub
前号/山口香理事「五輪中止すらできない状況に追い込まれている」新谷選手「優先接種は疑問」

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