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大規模接種センターのシステム重大欠陥、対象外の年齢・地域でも予約できてしまう/少数派

2021年05月18日 | 新型コロナウイルス
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大規模接種センターのシステム重大欠陥、対象外の年齢・地域でも予約できてしまう

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■そもそも大規模接種センター設置は高齢者のためではなく政権浮揚が目的
まず投稿者の文章/5月17日付、ネットの「アエラ・ドット」が、同日始まったコロナワクチン大規模接種の予約システムに重大な欠陥があることを特報した。65歳以上・1都3県居住者を対象にしているが、システムは「65歳未満」 「全国どこに住んでいても」 「何度でも」予約受付ができてしまうことだ。それどころか、ランダムの接種券番号でもOKだ。皆様がご利用のように、ネットでは対象外のID・パスワードなどの文字を入れれば弾かれてしまう。いかにでたらめなシステムなことが見て取れる。もっと恐ろしいのが、「ワクチンテロ」。悪意を持った人間によるワクチン接種の妨害、それは本文参照。そもそも高齢者を対象にしているにも関わらず、予約はインターネットとLINEのみ、よりによって会場は分かりにくい地下鉄・大手町駅。やがて隣県在住者も接種可能になるが、長時間、電車に乗れば感染リスクが高まる。また各自治体との二重予約の恐れも指摘されている。

こんないい加減なシステムを設計した会社の顧問は、菅首相の盟友・竹中平蔵氏。2005年の竹中総務大臣・菅副大臣の関係が今でも続いているので、“指名発注“したとの推測が出ている。地方自治体に接種依頼したにも関わらず、突如、「国営接種」を並行するのは、菅首相の焦りだ。医療従事者先行も甚だ未達のまま高齢者接種に移ったのも、選挙・五輪開催へ向けての人気取り・支持率アップのため。本文にはないが、大規模接種を発案したのが“官邸のドン”杉田和博内閣官房副長官と言われている。アベノマスク・その他、官邸が口出しするとロクなことはない。案の定、地方自治体や国民が大混乱を起こしている。国内のコロナ発生からおよそ1年半、誤った政策、出鱈目な政治、ワクチン確保の失敗、思い付き策のオンパレード。高齢者は、こんな目先の政策にだまされてはならない。基本的なPCR検査の拡大と着実なワクチン接種こそ、コロナ収束に向かう。

参考「AERAdot.(アエラドット)」 対象ページ
※無断転載の違法性は認識していますが、皆様にご報告の意思が優先してしまいました。

■AERAdot.編集部が架空数字で入力、予約できてしまうことを確認
アエラの記事(タイトル付けは投稿者)/菅首相が「1日1万人の高齢者が接種できる」ことを掲げた、新型コロナウイルスワクチン大規模接種東京センター(千代田区大手町)。5月17日午前11時の予約が始まった直後、「ワクチン予約に大変な欠陥が見つかった。システムのセキュリティが機能していない」(防衛省関係者)という情報が飛び込んできた。予約対象者の65歳以上の高齢者ではなくても、誰でも、何度でも予約ができるのだ。セキュリティ設計は一体、どうなっているのか。AERAdot.編集部は裏付けを取るべく実際の予約システムで確認してみた。予約には地方自治体から送付された接種券を持っている必要があるとされていた。予約サイトでは接種券に記載されている市町村コード(6桁)と接種券番号(10桁)を入力し、さらに自身の生年月日を入力する必要がある。そこから進むと、接種希望日時を選ぶ画面が出る。カレンダーから接種枠の空きがある日時を選び、予約をすることができる。

システムには重大な“欠陥”があることがわかった。今回の予約は65歳以上の高齢者で東京センターは東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県の居住者が対象、大阪センターは大阪、京都、兵庫の2府1県の居住者が対象になっている。当然、対象以外の人は予約ができないと思いきや、「誰でも予約できる」(同前)というのだ。AERAdot.編集部で東京の予約サイトで試してみると、6桁の市区町村コードには「654321」、10桁の接種券番号には「9876543210」と適当に番号を入力。生年月日も「1956年1月1日」と適当に入力したところ、そのまま進めて、5月29日8時から予約が取れてしまった。

念のため、もう一度、予約をしてみた。市区町村コードは「555555」、接種券番号は「4444444444」、生年月日は「1954年1月1日」にした。こちらも5月30日16時30分からの枠を予約できた。6桁、10桁未満だとエラーが出たが、それを満たせば予約が取れるというセキュリティ上の“欠陥”があるのだ。(編集部で取った予約は現時点でキャンセルしている)これでは北海道や沖縄、名古屋などどこに住んでいようが、何歳であろうが誰でも予約ができてしまう。

■杜撰な仕組みで大量のワクチンがムダになりかねない「ワクチンテロ」が出来てしまう
前出の防衛省関係者がこう明かす。「極論すると、悪意を持った人物が、乱数的に任意の番号を次々と入力し、全ての枠を占拠することすら出来てしまう、危機管理も何もあったものじゃない。杜撰な仕組みです。予約枠だけ占拠して、当日誰も行かなければ、大量のワクチンがムダになりかねない、まさにワクチンテロが出来てしまいます。初日の17日、システムダウンせずにスムーズに予約が取れた、と官邸も防衛省も自画自賛していますが、システム上、負荷のかからない空っぽのシステムであれば、ある意味、当然です。言うなれば、紙の予約簿に好き勝手に書き込むだけの仕組みと変わらない。対象地域に居住しているか、否か、さらには本当に実在する人物や接種券なのか否かも含め、全くノーチェックなのです。メルカリやヤフオクで枠の転売を始める人もいずれ出るかもしれません」

防衛省にさっそく取材を申し込むと、以下の回答がきた。「現在、担当部署に確認している」防衛省ホームページに掲載されている予約システムの最下部にはシステムの運営会社として「マーソ株式会社」(Copyright © MRSO Inc. ALL RIGHTS RESERVED.)と記されていた。同社の経営顧問には菅首相の盟友、竹中平蔵氏が名を連ねていた。マーソ社のホームページではセキュリティの方針として「情報資産の機密性、安全性、可能性を確実に保護するために組織的、技術的に適切な対策を講じ、変化する情報技術や新たな脅威に対応する」などと記されている。マーソ社にも取材を申し込んだが、「担当者が不在で対応できない」との回答だった。

■政府・官邸の“やってる感”に翻弄されるのは接種を担ってきた地方自治体と国民
なぜ、このような“欠陥”システムになったのか。「官邸からはサイトの予約をパンクさせるな、と強い指示が出ていました。地方自治体のようにパンクしたら赤っ恥をかくからです。しかし、こんな中身のないシステムならサーバーも負荷はかからないし、重くならないのは当然でしょう。しかも事業会社の顧問に竹中平蔵さんが名を連ねていながらこの始末です。すべての原因は、菅首相や官邸が支持率回復だけを考え、何の制度設計や調整もなく、思い付きで始めたことにあります」(防衛省関係者)

IT弱者の高齢者を対象としているのに、電話での予約は仕組み上なく、インターネットとLINEのみ。高齢者から直接、問い合わせが防衛省にあっても「代理でやってくれる人がいない場合、一切対応しない、地元の自治体で受けてくれ」と回答しているという。防衛省のホームぺージ上でのアクセス案内も不親切で、最寄り駅の「大手町」は都内でも屈指の複雑な駅構造になっているのに、「駅からの順路」は、グーグルマップのリンクを貼っただけだ。「官邸のトップダウンで突貫工事を防衛省にやらせ、こんな雑な仕事になったんでしょうが、これで本当に一日、1万人の高齢者接種を無事にさばけるのか。官邸の“やってる感”演出のために、翻弄されるのはいつも、これまで接種を担ってきた地方自治体と国民です」(政府関係者)。貴重なワクチン接種だけに慎重にやってもらいたい。(AERAdot.編集部 吉崎洋夫)

Sankoub
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Ntopkeiji

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