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食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
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与良政談★コロナ入院制限「ごまかされるな」|倉持仁院長「言っていることがめちゃくちゃ」/少数派

2021年08月06日 | 新型コロナウイルス
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与良政談★コロナ入院制限「ごまかされるな」|倉持仁院長「言っていることがめちゃくちゃ」

Yoraseidan
毎日新聞の夕刊、「熱血!与良政談」というコラムからの記事をご紹介します。
コラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*投稿タイトル付けは、新聞の原題・原文に基づいて投稿者が行ったものです。


◆菅首相が楽観的でいられるのは国民をなめているからでもある
毎日新聞記事/新型コロナウイルスの感染急拡大について、政府のコロナ対策分科会の尾身茂会長は「みんなが危機感を共有しない限り、この傾向はしばらく続く」と言っている。その通りだと思う。ところが肝心の菅義偉首相の言葉からは、その危機感が伝わらない。これでは国民と共有できるはずがない。宣言の拡大と延長を決めた7月30日。尾身氏は記者会見に先立って首相に直談判し、国民に寄り添う強いメッセージを打ち出すよう求めたという。首相は「真摯(しんし)に受け止めて対応したい」と応じたそうだが、会見では相変わらずワクチンの効果を強調し、「人流(人出)は減っている」と繰り返しただけだった。しかも「寄り添う」どころか、今度はコロナ患者の入院制限を打ち出した。自宅療養を支える準備が整っていない中での唐突な方針転換だ。

ともかく病床使用率の数字を下げて、早く緊急事態宣言を解除したいがための、「まやかし」策としか私には思えない。菅首相に危機感がないわけではないと思う。要するに首相は危機感を持ちたくないのだ。そもそも専門家があれだけ警鐘を鳴らしていたにもかかわらず、首相らはここまで感染者が急増するとは考えていなかったという。だが、ここで見通しの甘さや医療現場の行き詰まりを認めると、自分の責任論につながり、秋の衆院選や自民党総裁選が危うくなる。で、責任回避のために危機感を薄めてごまかそうとする。非を一切認めない姿勢は、ますます安倍晋三前首相と似てきたようだ。率直に失敗を認めて反省した方が今後につながると思うのだがそうはならない。菅首相が楽観的でいられるのは国民をなめているからでもある。

自民党の河村建夫元官房長官は「五輪がなかったら、国民の不満はどんどんわれわれ政権が相手となる。厳しい選挙を戦わないといけなくなる」と語った。人々の目は今、東京オリンピックに注がれているから、政府のコロナ対応への不満や不信は大きくならないというわけだ。河村氏は「五輪で日本選手が頑張っていることは、われわれにとっても大きな力になる」とも述べた。何と露骨な五輪の政治利用。でも、これが自民党や首相の本音なのだろう。私たちは、こんな政治の惨状にこそ危機感を持つべきである。

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■倉持院長「Nスタ」で”国民にまっとうな医療体制は供給しません”という首相メッセージだ
しんぶん赤旗記事/新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、菅義偉首相が取った対策は、国民の命を選別する中等症の人への冷たい仕打ち! 「原則入院」から「原則自宅療養」への転換です。8月3日夕方のニュース番組「Nスタ」(TBS系)に出演した「インターパーク倉持呼吸器内科」の倉持仁院長は、菅氏や小池百合子東京都知事への公憤をあらわにしました。菅政権は重症の人や重症化の危機にある人以外は、「自宅での療養を基本」に転換(2日)。それを受けて小池氏も「自宅もある種、病床のような形でやっていただく」と都民に“自助”を強いる無責任な発言です。

日々、患者の治療にあたる倉持院長。「中等症IIで治療に介入していたのでは、もう間に合わないんです。早い段階で治療に介入しなきゃいけないので抗体カクテル療法を承認したはずなんです。その治療は軽症者に薬を使わなければいけないのに、(入院しないと)薬が全然使えないんです。言っていることがめちゃくちゃですし、お二人(菅氏、小池氏)がおっしゃっていることは、“国民にまっとうな医療体制は供給しません”というメッセージだと思うんです。こういう人たちに国をまかせていては国民の命は守れませんから、二人とも至急お辞めになった方がいいと思います」

3日時点で東京都の自宅療養者は1万4千人を超えました。過去最多です。ニュース解説担当の星浩氏は「4月、5月に大阪であったように病状が急変して病院に行けずに命を落としてしまうという場合が出てくるんじゃないか、政府は非常に気にしています。そうなってくると明らかに人災になりますので、今回の決定が政権にとって致命症になりかねない」。今回の転換は、“国民の命は守れない”と宣言したのに等しい。国民のために倉持院長のような分析がもっと放送されて、首相、都知事の責任を追及する番組が当たり前になるべきです。

投稿者の文章/菅首相も小池都知事も、遂にメチャクチャなことを言い出した。自民党にも公明党にも、そして尾身会長や医師会にも問わずに突然の政策転換。具体的な入院基準も示さず、自治体や医師任せ。こんな出鱈目なことはない。自宅療養すれば、容体が急変して死亡が高まる。また家族などに感染が広がる。そもそも感染を広げたのは、菅首相や小池都知事のコロナ対策のやる気のなさ。まさか感染したのは、自己責任と言い出すのじゃないでしょうね。菅首相は言わば貧乏なのは自己責任、仕事がないのも自己責任と言ってきた。そして当の首相は「自己責任」も取らずに、これじゃ敵前逃亡だ・・・

Sankoub
次号/115・専門家に相談しないまま菅首相の「コロナ入院制限」命の置き去りの方針許されない
前号/113・都民の感染者用ホテルが密かに五輪選手感染者用に変えられていた!”バブル崩壊”

Ntopkeiji

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