うるせー鬼評/二度と戦争を繰り返すな
広島式典・子供代表「本当の別れは忘れてしまうこと」、菅首相「核なき世界」読み飛ばし
投稿者は、毎年、概ね8/6の「広島平和記念式典」と8/15の「全国戦没者追悼式」をTVで観る。今年の広島式典のこども代表、小学校6年・伊藤まりあさんと同年・宅味義将君の言葉に感銘した。「『本当の別れは会えなくなることではなく、忘れてしまうこと。』、私たちは、犠牲になられた方々を決して忘れてはいけないのです」(全文は下記記載)。堂々と、そしてハッキリと挨拶を終えた。清々しさを感じた。若い純真な気持ちは、素晴らしい。こういう子供達に、「核なき世界」の実現を託したい。
一方、出席した大の大人の菅首相の挨拶は全くスガスガしくなく、こともあろうか最も重要な「核なき世界」の箇所を読み飛ばしてしまったのだ。ニュースによると、次のくだりを読み忘れたそうだ。「わが国は、核兵器の非人道性をどの国よりもよく理解する唯一の戦争被爆国であり、核兵器のない世界の実現に向けた努力を着実に積み重ねていくことが重要だ」。実に情けない。コロナ対策などの国会や記者会見の説明に、手許のメモなしでは何も答えられぬ首相。その文章さえ読み飛ばすとは、全く平和・非核への信念も緊張感もないのだろう。首相にとって、一番、言いたくなかった言葉なので、勘繰れば読み飛ばしは意図的か?(苦)
そう言えば安倍首相が在任中の挨拶は、最初の時候と結びの年月日が違う程度で、数年間、全く同じ文言だったそうだ。被爆者団体から、熱意がないとクレームがついた。自民党・日本会議・右翼は、日本が起こした戦争の過ちを戦後76年経っても認めようとしない。こういう間違っている大人達は相手にせず、若い世代が戦争の悲惨さを訴える活動が高まっていることは喜ばしい。最後の”生き証人”(失礼)の高齢者たちから、戦争経験を聴いている。生の声が聴けるのは、もうわずか。伊藤さんと宅味君もあと10年経ったら、戦争の悲惨さを広く言い伝えているだろう。
追記8.7(土)/①同日・6日夜の7時のNHKニュースでは、読み飛ばしたことを言わず「核問題には触れなかった」と報道した。”スガちゃん(が)大好きNHK”は贔屓の引き倒しで、読み飛ばしたことを報道すると批判されることを恐れたと考える。しかし「読み飛ばし」と「核問題に触れなかった」とは、政治的・社会的な影響・意味合いは全く異なってしまう。現に菅首相は記者会見で、読み飛ばしたことを謝罪しているので、NHKの意図的な報道だったと考える。報道の在り方について、かねてからNHK7時のニュースは悪質と言われている。
②読み飛ばした原因を他のメディアが周辺関係者に取材した結果、読み上げる資料にノリが付いて剥がれなかったので、対象の文言が読めなかったとした。またこれも言い訳と贔屓の引き倒しで、仮に事実ならば菅首相は下読みせずぶっつけ本番で読んだことになる。却って菅首相を貶(おとし)めることになる。いずれにしても菅首相は、非核・戦争責任にも関心ないことが印象付けられた。
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広島式典・子供代表「本当の別れは忘れてしまうこと」、菅首相「核なき世界」読み飛ばし
投稿者は、毎年、概ね8/6の「広島平和記念式典」と8/15の「全国戦没者追悼式」をTVで観る。今年の広島式典のこども代表、小学校6年・伊藤まりあさんと同年・宅味義将君の言葉に感銘した。「『本当の別れは会えなくなることではなく、忘れてしまうこと。』、私たちは、犠牲になられた方々を決して忘れてはいけないのです」(全文は下記記載)。堂々と、そしてハッキリと挨拶を終えた。清々しさを感じた。若い純真な気持ちは、素晴らしい。こういう子供達に、「核なき世界」の実現を託したい。
一方、出席した大の大人の菅首相の挨拶は全くスガスガしくなく、こともあろうか最も重要な「核なき世界」の箇所を読み飛ばしてしまったのだ。ニュースによると、次のくだりを読み忘れたそうだ。「わが国は、核兵器の非人道性をどの国よりもよく理解する唯一の戦争被爆国であり、核兵器のない世界の実現に向けた努力を着実に積み重ねていくことが重要だ」。実に情けない。コロナ対策などの国会や記者会見の説明に、手許のメモなしでは何も答えられぬ首相。その文章さえ読み飛ばすとは、全く平和・非核への信念も緊張感もないのだろう。首相にとって、一番、言いたくなかった言葉なので、勘繰れば読み飛ばしは意図的か?(苦)
そう言えば安倍首相が在任中の挨拶は、最初の時候と結びの年月日が違う程度で、数年間、全く同じ文言だったそうだ。被爆者団体から、熱意がないとクレームがついた。自民党・日本会議・右翼は、日本が起こした戦争の過ちを戦後76年経っても認めようとしない。こういう間違っている大人達は相手にせず、若い世代が戦争の悲惨さを訴える活動が高まっていることは喜ばしい。最後の”生き証人”(失礼)の高齢者たちから、戦争経験を聴いている。生の声が聴けるのは、もうわずか。伊藤さんと宅味君もあと10年経ったら、戦争の悲惨さを広く言い伝えているだろう。
追記8.7(土)/①同日・6日夜の7時のNHKニュースでは、読み飛ばしたことを言わず「核問題には触れなかった」と報道した。”スガちゃん(が)大好きNHK”は贔屓の引き倒しで、読み飛ばしたことを報道すると批判されることを恐れたと考える。しかし「読み飛ばし」と「核問題に触れなかった」とは、政治的・社会的な影響・意味合いは全く異なってしまう。現に菅首相は記者会見で、読み飛ばしたことを謝罪しているので、NHKの意図的な報道だったと考える。報道の在り方について、かねてからNHK7時のニュースは悪質と言われている。
②読み飛ばした原因を他のメディアが周辺関係者に取材した結果、読み上げる資料にノリが付いて剥がれなかったので、対象の文言が読めなかったとした。またこれも言い訳と贔屓の引き倒しで、仮に事実ならば菅首相は下読みせずぶっつけ本番で読んだことになる。却って菅首相を貶(おとし)めることになる。いずれにしても菅首相は、非核・戦争責任にも関心ないことが印象付けられた。
▽2021年8月6日 広島平和記念式典 平和への誓い(こども代表の言葉)
私たちには使命があります。あの日、広島で起きた悲惨な出来事。そのことを知り、被爆者の方々の思いや願いを聞き、考え、平和の尊さや大切さを、世界中の人々や次の世代に伝えなければならないのです。
昭和20年(1945年)8月6日午前8時15分。赤く燃え、真っ黒に焼け焦げてボロボロになった広島の町。「兄が死ぬより、わしが死んだ方がよかった。」、大切な人が亡くなった悲しみと生き延びた者の苦しみには終わりがありません。心に深く傷を負った被爆者は、それでも前を向き、「僕ら若人の力によって、きっと平和な世界を築き上げてみせる。」と決意しました。悲しみや苦しみを抱えながらも、被爆者の方々は生きることを決して諦めず、共に支え合い、広島の町の復興に向け立ち上がりました。
本当の別れは会えなくなることではなく、忘れてしまうこと。私たちは、犠牲になられた方々を決して忘れてはいけないのです。私たちは、悲惨な過去をくり返してはいけないのです。私たちの願いは、日本だけでなく、全ての国が平和であることです。そのために、小さな力でも世界を変えることができると信じて行動したい。誰もが幸せに暮らせる世の中にすることを、私たちは絶対に諦めたくありません。
争いのない未来、そして、この世界に生きる誰もが、心から平和だと言える日を目指し、努力し続けます。広島で育つ私たちは、使命を心に刻み、この思いを次の世代へつないでいきます。
広島市立袋町小学校 6年 伊藤まりあ
広島市立五日市東小学校 6年 宅味義将
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