明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

イヤな言葉・その2

2006-11-25 | 政治
前に「イヤな言葉」として「再チャレンジ」を挙げた。
http://blog.goo.ne.jp/fwhh1899/e/1f741e519542fa1219ac207061768ce8

もう一つ、最近言われるようになった「イヤな言葉」に
「上げ潮」がある。

2日前のニュースだが、こんなのがあった。

>中川自民幹事長、「上げ潮批判」の財政審建議を強く批判

>自民党の中川秀直幹事長は23日、財政制度等審議会(西室泰三会長)が
>22日に歳出削減を重視する建議を尾身財務相に提出したことについて、
>「歳出削減だけで日本経済が成長すると思っているのか。見識が問われる。
>財界人の発言なら大目に見ると思ったら大間違いだ」と述べ、
>成長重視路線と距離を置く財政審の姿勢を強く批判した。
http://www.asahi.com/business/update/1123/043.html

確かに、成長重視という点は私も賛成だ。

しかし、彼らがやろうとしているのは、
成長を大義名分にした相変わらずのバラマキだろう。

別に、財政のバラマキをやらなくても成長を高める
方法などいくらでもある。

最近しばらくの景気回復は、97年以降「企業を潰せ、
銀行を潰せ」などと叫んで暴れていたポルポト派のような連中が
おとなしくなったことによるものだし、一方で足元やや景気が
停滞してきたのは日銀の利上げによるものだ。

ポルポト派の動きを止めて、かつ日銀が低金利政策で
支えれば、別に財政に無理を掛けなくとも、
十分な経済成長を得ることは可能だと思われる。

しかし、それだけじゃ政治的にうまみがないから、
成長につながるものは「何でもあり」とばかりに、
余計なバラマキや余計な減税をやってしまうための
キャッチフレーズこそがこの「上げ潮」なのだと思う。

「上げ潮」などと力んで財政再建の邪魔をするよりも、
日銀法の改正でもやった方が、よっぽど経済成長には
寄与すると思うんだけど。

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