EUと米国、バイオ燃料で共通基準導入へ

 【ブリュッセル=下田敏】欧州連合(EU)はガソリン代替のバイオ燃料の安定的な調達をにらんで、米国との間で共通基準を定める方針だ。バイオ燃料の品質や原料の表示などで規格をそろえるほか、生産拡大が森林破壊につながらないよう欧米間で環境基準を設ける。温暖化対策や原油高騰でバイオ燃料の需要が世界的に拡大するなか、欧米の共通基準は事実上の国際標準となる公算が大きい。

http://www.nikkei.co.jp/kaigai/eu/20080116D2M1500D16.html
2008/01/19 23:56 日経新聞


何かと話題のバイオ燃料。食料との競合、原生林の伐採に
よる自然破壊など、負の部分を指摘する声も聞かれる。
これに対し、EUとアメリカが共通基準を作る方針。

環境規制をかけることにより、森林を伐採して生産された
バイオ燃料は購入しないようにするらしい。
これが実質的な国際基準になれば、バイオエタノールに
対する批判は少なくなり、一気に普及するかも?

排出権取引など、好むと好まざるとに関わらず、すでに
温暖化対策は大きな経済活動の一環になってきている。
既得権益にしがみつき、温暖化対策に批判的な態度をとり
続けている間に、ヨーロッパ等が枠組み、基準を作り利益
を得ることになる。

バイオ燃料では、アメリカもEUと共に枠組み作りをするら
しい。アメリカは温暖化対策に否定的だったが自国に利益
になると分かると大きく方向を転換する可能性がある。
日本では、経団連の強硬な反対もあり思い切った対策はと
れず、完全に出遅れ状態だ。温暖化対策があまりに経済的に
なるのもどうかと思うが、流れを読み、どうすれば日本の
利益になるのかも考えた対策が必要と思う。
議論にすら入れないようでは情けない限り。


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1/22 更新 旧暦では12月15日 今日は満月です。

昨日は大寒。
私の地域では数年ぶりの積雪で子供は大喜び。
あちこちに立派な雪だるまが出来ていました。


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