真っ直ぐは難しい

彼岸を過ぎてからの大黒柱ツアーは
丸柱を希望されるお客様が大半で
私の愛車Kトラは、ちょっと辛そうです。


大黒柱ツアーやその他の機会に
一般の方を山にお迎えすると
大概の方は、「真っ直ぐ伸びてますね～」
とおっしゃるのですが


積雪地帯の七ヶ宿では
真っ直ぐに見える木(林業的には"通直")も
伐採して、皮剥きをしてみると
微妙に曲がっていることが多いです。


勿論、林業を生業としている
私達が選んだ木なので
建築時に差し支える様な
曲りではないのですが

珠に、周囲の木の太さに魅かれて
私がお勧めした以外の木を
希望されるお客様が居られます。

そうした場合の殆どが
「ちょっと曲がっているんだけどな～」
と言う感じの木なのですが

ご自身で選ばれた事を尊重し
出来るだけ、ご希望に沿った木を
伐採し、利用します。

そうなると、大変なのが
加工にあたるプレカット工場(←click！)です。


一般的なプレカット工場で使われる木材は
基本的に、くるいの無い均質が維持された物で
曲がった木の加工はしない様です。
(以前、他社の工場には断られました)

しかしながら、そこは社内なので
ブツブツ言いながらも、様々な事態にも
対応してくれるのです。
工場の皆さんご面倒お掛けしております。
明日も２本送ります。