山里の暮らしに関する一考察

本州内の町で、人口密度が下から2番目の小さな町・宮城県七ヶ宿に所在する社内で最小の事業所、七ヶ宿林業所のブログです。

やまいちばし

2012-10-09 12:30:16 | 山里の
我が社の社章Photo_2(ヤマイチ)は創業者の古河市兵衛が
明治10年に商標として定めものだそうです。
山一という名前で世間に知られているのは
15年前に廃業した山一證券の方ですが
我が社の方が歴史があるんですね。
まぁ、その他にも山一~という会社は
全国に多数あり、「江戸時代から続く」
なんていう事業者もおりますので
古さ自慢はしない方が良いですね。

山一のいわれは、創業者時代に
主力事業の鉱山業の他に、生糸売買も
手掛けていたものの、上手くいかなかったので
山(鉱山)で日本一になる!という志を現したものだそうです。

数多くの古河グループ企業の中で
このPhoto_2を商号としているのは
数多くある古河グループ内でも数社のみですが
バブル期に吹き荒れた、CI旋風にも負けず
明治の商号を掲げ続けています。

此処七ヶ宿においても、山一は残っています。
それが、↓ 山一橋です。
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この橋は、大深沢社有林に向かう
町道大深沢線が白石川(七ヶ宿的には内川)を
横断する場所に設置されています。

そもそも、町道大深沢線、林道大深沢線は
我が社によって、用地取得&開設された道路で
曲折を経て、七ヶ宿町に寄付したたそうで
橋の名前だけが、その名残となっています。

東日本大震災を耐えた橋ですが
耐震補強をした方が良いのでは?と
役場で検討して頂いており、今日は診断作業で
通行止めとなっています。
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この橋は、我が社の丸太を積載した
トラックが通るので、じっくり直して下さいね

と願う主な使用者でした。