ソフトバンクグループの命運を握るといっていい傘下の米携帯電話大手スプリント<S.N>とTモバイルUS<TMUS.O>の合併が大きく前進しそうです。ソフトバンク傘下の米スプリント株も前週末比一時27%も急騰、ただ反トラスト懸念も残り、不透明さは残ります。米株式市場も米政府による中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)への禁輸措置を受けて、アップルや3Mといった中国事業の比率が高い銘柄を中心にハイテク株が弱含みです。この動きは日本市場にも直撃し、リーマン級以上かもしれません。もはや10月消費税引き上げは延期に向け、カウントダウンが始まった感があります。
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米連邦通信委員会(FCC)のパイ委員長は20日、ソフトバンクグループ<9984.T>傘下の米携帯電話大手スプリント<S.N>とTモバイルUS<TMUS.O>の合併を承認するよう他の4委員に伝えると明らかにした。承認へ大きな一歩となる。
ただ、ブルームバーグ・ニュースは反トラスト懸念が残るとして、司法省が承認反対に傾きつつあると伝えた。これを受け、スプリントとTモバイルの株価が上げ幅を縮小した。
❷米政府による中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)への禁輸措置を受けて、インテルなど米半導体メーカー4社がファーウェイとの取引を停止することが19日、明らかになった。
IT大手グーグルがスマートフォン向けソフトの提供を打ち切る動きも表面化しており、ファーウェイは大きな制約を強いられる。米ブルームバーグ通信が報じた。インテルのほか、クアルコムとザイリンクス、ブロードコムがそれぞれ社内で、ファーウェイへの部品の供給を停止する通知を出した。