ミニスカCA『スカイマーク民事再生法』

ミニスカCAで浮かれている場合か？と当時批判が飛び交っていましたがやはり倒産です。前日には株価３１７円を付けていましたから限りなく紙くずに近づく今日以降、株主は大変です。筆者も昨日PM１１時のNHKニューステロップで表示されたときには『捕虜のパイロットが釈放されたのか？と緊張が走りました』がパイロット違いスカイマークのパイロットでした。では２０１２年３月期最高益７７億円を上げているにも関わらずどこで間違えたのか？直接の原因はエアバスの2階建て超大型旅客機の購入。スカイマークは１９００億円で6機購入する契約をエアバスと結び、2014年10月から2019年12月まで順次納入される予定だった。これで国際線への進出を果たし、まずは成田─ニューヨーク線を就航する計画を進めていた。ところがスカイマークは、業績急悪化で2014年3月期は5年ぶりの赤字に転落し、代金支払いが困難になり今回の事態に直面してしまいました。体力以上で早すぎる旅行ブームを読んだ先行投資でつまづいた典型です。今年に入って感じるのは外国人旅行客で浮かれている業界以外の不況です。大手商社や石油元売り各社も想定外の原油下落で在庫に損失が発生し軒並み減益に転じているようです。このような市況で４月からの賃上げがスムーズに行くか？物価2％上昇達成が黒田日銀総裁の思惑１６年以降から更に先延ばされ達成困難になるのか？アベノミクスは失速の危機です。

 

スカイマーク（整理）が２８日夜、東京地方裁判所に民事再生法の申請を行い受理されたと発表した。
負債総額は約７１０億８８００万円で、航空機の運航は維持される見込み。今後は、投資ファンドのインテグラル（東京都千代田区）から資金支援、収支改善支援および運営支援などを受ける方針。　東京証券取引所は同日付で、同社株を整理銘柄に指定。２月２８日まで整理銘柄として売買され、３月１日付で上場廃止となる見込み。
　２８日終値は２円高の３１７円。