中小企業診断士 福田 徹 ブログ

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アイデアは内部の人が持っている

2009年06月25日 | 福田徹の企業再生
 皆様、おはようございます。今日は6月25日木曜日、私は中小企業診断士の福田徹です。

 今日のブログは、中小企業の事業再生の現場で、企業内部の人が果たす役割と外部からのアプローチする我々の役割について考えます。

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 事業再生の現場では、財務面の健全化と同時に、人や組織、製品商品、製造方法、営業方法の見直しを図り、財務面が解決した時にその企業が利益を出して残った債務を返済しながら、成り立っていくことを目指して変革をしていきます。

 企業にはそれぞれ、これまでやってきたやり方があります。そのやり方でこれまで存続してきた訳ですから、企業内部の人にとってはそのやり方が成功体験としてインプットされています。

 しかし、事業再生をしなければならなくなった企業の場合は、これまでのやり方がこの事態を招いたとも言えるわけです。

 つまり、これまでのやり方を変えていかなければ、短期的に財務が回るようになったとしても、元の木阿弥となる可能性が高いのです。

 だから、これまでのやり方を変えていくわけです。

 このとき、外部から理想的なやり方を持ち込んで、すべてその通りにやるという変革方法は現実的ではありません。
 なぜなら、企業内部の人が持つ成功体験が邪魔をしてしまうため、内部の納得を得られず、内部の協力を得られないからです。

 今までのやり方でもだめ、外部からやり方を持ち込むのもだめだとしたら、どうしたらいいのでしょうか?


 その答えは、企業内部の方々の頭の中にあるはずです。

 これまで仕事をしてきたプロである企業内部の方々の頭脳には、業務改善のアイデアが潜在しているのです。頭の中にあるだけで、これまでは顕在化していなかったアイデアがあるのです。

 しかし、頭の中に潜在しているアイデアはなかなか表に出すことが難しいものです。これまでの成功体験による思い込みが邪魔をするのです。

 そこで、我々のような外部の人間が必要となるわけです。外から来たコンサルタントは、業界知識・業務知識は企業内部の方々の足下にも及ばない場合が多いものですが、外からの視点や大局的な視点で企業内部にアプローチすることができます。
 ときには、刺激的な言葉を使って揺さぶってみたり、期限を設定したり、論理的な軸を設定したり、経営者に直言したりと、組織内部では難しいことでも、外部からならば可能だったりします。

 話をもどすと、以上のように企業内の方々と外部コンサルタントなどが協力し、企業がもつ成功体験による思い込みのフレームを外すことができます。
 企業内から表出した改革アイデアは、外部から持ち込むやり方よりも遙かに具体的であり、実行したときの効果と実現可能性が高いものです。

 外部から入る人間としても、こうしたアイデアを引き出しそれが成果に結びつくことが、無上の喜びであったりします。


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