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中小企業診断士 福田 徹 ブログ

経営コンサルタント・中小企業診断士・ビジネスファシリテーターによる経営者・起業家・管理者向けブログ

亀井モラトリアムを機会と捉えて活かすことが重要

2009年10月01日 | 福田徹の企業再生

 皆様、こんにちは。今日は10月1日木曜日、私は中小企業診断士の福田徹です。

 亀井静香金融相が言い出したモラトリアム=支払猶予策は、鳩山首相と何らかの意思疎通の元にあったと、数日前から報道されています。

 また、当初は元金のみの支払猶予とも言われていたものが、元利の支払猶予と広がり、金融機関への公からの利子補給や返済不能になった場合の公による金融機関に対する元本保証も検討されているとのことです。

 私は、亀井=鳩山モラトリアム自体は、リスケジュール(通称「リスケ」:銀行との交渉による返済計画変更)と同じで問題の先送りに過ぎないと考えています。

 重要な点は、これを機会と捉えて活かすかどうかです。


 「モラトリアムを機会と捉えて活かす」という今日の本題に入る前に確認しておきたいのは、リスケやモラトリアムは諸刃の剣だということです。

 本当に緊急の資金繰り策として、また第二会社方式やM&Aなど事業を再生するための出口戦略が見えている場合の延命策としては有効でしょう。

 しかし、緊急時(たとえば1年など)をしのいでなお銀行への支払いができず、しかも事業再生の出口が見えないという企業の場合は、リスケやモラトリアムに甘えて、問題の先送りをしているに過ぎません。

 そして、先送りしているの間は再生に取り組むべき貴重な時間を失っているとも言えるのです。

 さらに、リスケやモラトリアム期間中何もしないで時間を失うと、後は死が待っています。なぜかというと、リスケやモラトリアムは、何もしなければ企業の体質を蝕むものだからです。

 つまり、元金や利息を払わないで済むことが当たり前の甘えた企業体質になると言うことです。

 こうした体質となった企業は、リスケやモラトリアム期間が終了すると資金繰りに窮して自動的に倒れます。




 さて、今日の本題です。

 どうやら鳩山さんが亀井さんの顔を立てる形(あるいは亀井さんの力を借りて鳩山さんの持論を実行するということなのかも)で、何らかの「モラトリアム」施策が実施される可能性が高まっています。


 「モラトリアム」が実施されるとなったら、その対象となる企業はこれを「積極的に」活かすべきです。

 「積極的に」とは以下の三つが実行されることです。



 一つは、猶予期間中に資金を貯めることです。「モラトリアムで楽になった」ではだめです。入ってくる現金と出ていく現金との関係を構造的に変える必要があります。絞りに絞ってキャッシュフローをプラスにし、現金を残していかなければ未来が無いと考えて断行します。


 二つめは、有望な事業を育てることです。現在の不況は構造的なものであり、景気が良くなったからと言って今までと同じ顧客・市場から今までと同じ需要が見込まれるとは限りません。

 本業の回復が見込めない場合、一つめの条件で生み出した現金を有効に活用して、「モラトリアム」期間中に次のビジネスチャンスをつかむのです。

 事態は急を要します。この有望事業は、最悪でも「モラトリアム期間終了の1年前」には黒字化されていなければなりません。


 三つめは、事業再生の出口を決めることです。事業再生とは、有望な事業を過大な借金から救い出す手立てです。

 有望な事業をどうやって残すかについて、すぐに検討を始めて下さい。

 そして、有望事業の黒字化が達成される「モラトリアム期間終了の1年前」には、出口の再生手法を決めて実行に移します。

 なお、実行に移す時期がなぜ1年前かというと、金融機関などの交渉相手に足下を見られずに交渉を行うためです。



 私は、今回の「モラトリアム」が再生しようとする皆様の「機会」となることを願っています。

 積極的な「モラトリアム」活用策についてのご相談を承ります。
 

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経営者の仕事~夢を語ること夢を実現する道筋を示すこと

2009年09月29日 | 福田徹の企業再生

 皆様、おはようございます。今日は9月29日火曜日、私は中小企業診断士の福田徹です。

 ある経営者から、社員への経営情報の開示について相談を受けました。

 昨今の厳しい経済状況の影響をまともに受けているこの企業では、ほぼ受注が止まっていて一時帰休を行っています。

 「厳しい現実を日頃から社員に話しているが社員に危機感がない」のが社長の悩みです。

 何を伝えれば、この危機感を共有できるのか?

 相談内容はそういったことでした。


富士山河口湖口登山道本8合目山小屋群の直下にて(2009年8月23日撮影)


 私は「一時帰休まで行っているので、当然会社の状況は社員にも十分に伝わっている」と申し上げました。

 悪い情報だけを伝えて危機感を煽っても、権限と責任を与えられていない一般社員はどう反応して良いかわかりません。


 さて、こういうときに経営者はどうしたらよいでしょうか。

 こんな場合に経営者がするべきことは、会社の夢や目標とそこにたどり着く道を示すことです。

 悪い状況にある今だからこそ、皆が不安に思っているからこそ、経営者は夢を語り、その夢を実現する道筋を示す必要があるのです。


 一般社員は、会社を取り巻く厳しい状況について情報を得ることがあっても、経営者と一緒になって悩むことを望んでいませんし、一緒に悩む意味もありません。

 解決策の決断は経営者がするべきであるし、社員はそれを待っています。

 つまり、経営者の「この状況はこうやって抜け出すからオレに付いてこい」という言葉を待っているのです。
 

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キャッシュを生むようリストラしないと事業再生は始まらない

2009年09月24日 | 福田徹の企業再生

 皆様、おはようございます。今日は9月24日木曜日、私は中小企業診断士の福田徹です。

 秋の5連休が終わりました。私は仕事と遊びと勉強がほぼ3分の1ずつの5日間を過ごしました。皆様は、どのようなシルバーウイークをお過ごしでしたか?



 亀井静香金融担当大臣のモラトリアム(支払猶予)を含め、銀行との交渉によるリスケ(返済計画変更)、サービサー(債権回収会社)を使った債務圧縮、事業譲渡、会社分割などの事業再生のすべての手法の前提は、対象事業のキャッシュフローがプラスであることです。

 もしも今はその事業のCFがマイナスであったとしても、プラスにする計画が前提であると言うことです。


 そころで、「事業再生」とはお金がまわらなくなった会社の延命処置のことではありません。

 お金がまわらなくなった会社の「事業再生」の場合、まずはリストラ(リスケ・事業再構築)などでお金がまわるようにします。

 その後、リストラ(事業再構築)によってキャッシュを生むようになった有望な事業を、会社が負っている過大な債務と切り離す処置を取ります。

 そして、キャッシュを生む有望な事業のみが、過大な利払いと過大な返済から切り離され再生されるのです。

 つまり、「事業再生」とはあくまでも「キャッシュを生む有望な事業」が対象なのです。


 だから、まずは事業の再構築をおこなって「キャッシュを生む有望な事業」にならないと、「事業再生」は、いつまで経っても始まりません。

 よって、苦しく辛い作業であるけれども、リストラ(事業再構築)は必ず断行しなければならないのです。


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中小企業にモラトリアムを実施か?~亀井静香氏が金融担当相就任

2009年09月17日 | 福田徹の企業再生
 皆様、おはようございます。。今日は9月17日木曜日、私は中小企業診断士の福田徹です。

 中小企業が金融機関から受けている融資の、モラトリアム実施を主張する亀井静香氏が、郵政問題・金融担当相に就任しました。

参考
国民新・亀井氏 「中小企業に返済猶予を」(yahoo!ニュース=毎日新聞)

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 モラトリアムというのは、元本の支払い猶予のことであり、たとえば3年間は利払いのみを続け、3年後からは元利の支払を再開させるということです。

 元本の期限付きの支払い猶予は、銀行との交渉によるリスケジュールとして、実質的には現在でもすでに行われています。

 こうしたモラトリアム・リスケジュールが広く認められることは、資金繰りに窮する企業が多い現状に朗報と言える面もあります。

 元本支払を猶予される期間に、経営を改革して、モラトリアム・リスケジュールが終了する時には本来の金額返済をできる経営体質に変革することができればよいのです。

 しかし、一方ではモラトリアム・リスケジュールといった延命処置が、かえって企業の変革を阻害してしまう面もあると私は考えます。

 つまり、3年なら3年の間、元本返済をしなくて良いというぬるま湯につかる状態になれてしまい、本来の返済が可能な状態をめざす経営改革がなされない可能性があるということです。

 雇用調整助成金の話でも同じようなことを書きましたが、事業再生の現場にいて一番危惧するのがこうしたぬるま湯と甘えの構図です。

 私は、こうしたぬるま湯は麻薬などと同じだと思っています。浸(使)っていると、やがて抜け出られなくなり、やがて身体が蝕まれていきます。

 医療でのモルヒネ使用のように、一時的かつ最低限の計画的使用に留めるべきです。


 真の改革実行は、いばらの道ですが、ぬるま湯と甘えの経営とは違い将来があります。
 どうせやるのなら、将来の可能性に賭けませんか。

 経営改革への道は、私たちがナビゲートします。


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誇りを捨てる時、取り戻す時

2009年09月14日 | 福田徹の企業再生
 皆様、おはようございます。今日は9月14日月曜日、私は中小企業診断士の福田徹です。

 某メーカー社の経営目標は「メーカーとしての誇りの回復と復活」をテーマに考えました。


 今まで誇りを持って経営してきた名門メーカーである某社は、経営危機に陥ってなおメーカーとしての誇りを捨てていません。

 誇りを捨てていないことは、とてもすばらしいことだと思います。

 しかし、それは厳しい状況にあっても、いつまでも過去の栄光にすがっているということでもあります。

 この企業が直面する危機は、社員の力を同じ方向に合わせて、それぞれが死にものぐるいで取り組まないと乗り越えることができません。

 死にものぐるいにならないといけないはずなのに、名門メーカーとしての誇りが邪魔をして、社長以下社員が必死になれないのです。

 だから、私はあえて「名門メーカーとしての誇りは一度捨てて下さい」と申し上げました。


 「誇りを捨てて必死になって再生に取り組み、なんとしてもその誇りを取り戻して下さい。誇りを取り戻したその時が、○○株式会社の復活の時です。」

 

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雇用調整助成金~モラル無き受給は破綻への道

2009年09月09日 | 福田徹の企業再生
 皆様、こんにちは。今日は9月9日水曜日、私は中小企業診断士の福田徹です。

 先日書いた「雇用調整助成金~復活を見据えた体質改善が重要」という記事に匿名の方から不正受給に関するコメントをいただきました。


 その方がおつとめの企業では雇用調整助成金(中小企業緊急雇用安定助成金)を受給し、休業日が設定されているにもかかわらず、休業日には「会社待機※1」が指示され、休業しているはずの社員が実際には仕事をしているということでした。

 きびしいこの時代だからか、不正受給の話がちまたに溢れていますが、私はこうした行為には明確に反対です。

 理由は、2つ有ります。


 一つは雇用保険の趣旨に反すると言うことです。雇用調整助成金は、雇用を維持するための助成金であって会社経営に利するためのお金ではないからです。
 こうした不正受給により、同じく雇用保険を原資とする失業給付など本当に必要な資金を食いつぶすことがあってはなりません。


 二つめは、不正受給がその企業の破綻への道を早める行為であるからです。

 助成金の不正受給が発覚すると、過去の助成金返還を要求されます。また、その後3年の間は雇用保険を財源とする助成金が受けられなくなります。※2

 これだけでも資金繰りの厳しい会社は倒産します。

 さらに、悪質な場合は詐欺などで刑事告発※2される可能性もあります。

 こうなると取引関係にも影響が出てくるでしょう。

 さらに、先日の「雇用調整助成金~復活を見据えた体質改善が重要」でお話ししたとおり、助成金受給が資金繰りの前提になってしまい、経営体質が蝕まれていく危険があります。


 ところで、経営者の重要な仕事のひとつは、企業の将来の道筋をつけることです。経営者は目先の資金繰りをつけることと同時に、企業の未来の着地点を常に探していかなければなりません。

 身内だけならまだしも従業員を使っている限り、不正は必ず最後にはばれてしまうものと思った方が良いでしょう。

 また、一時的に助成金で救われたとしても、その後は麻薬のように助成金が企業の身体を蝕んでいき、麻薬が切れたときにはひとりでは立ち直れなくなっていることでしょう。

 そう考えると、不正受給はリスクが大きく、しかも将来がない行為なのです。


 心当たりがおありの経営者・管理者の皆さん

 当初は藁をもつかむ思いでつかんだとしても、藁は藁です。
 しかも、毒性が強く、一度身体にまわると毒を抜くのが大変です。

 毒が回らないうちに、不正を止める早期の決断が必要です。


※1 「会社待機」はありえない
 東京労働局のハローワーク事務センターによると、「休業」は自宅待機、つまり会社から呼び出しがあればいつでも仕事ができる状態にいることが原則である。
 逆に言えば、仕事をしているいないは関係なく、会社にいたら休業ではないと見なす。とのことである。

※2 不正受給が発覚したら
http://www.nagano-roudoukyoku.go.jp/jigyo/jigyo13-1.htm
長野労働局の文書(同様の文書が各労働局名で出されています)

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中小企業緊急雇用安定助成金(2009年2月の記事)
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オストリッチシンドロームに罹ったら

2009年09月06日 | 福田徹の企業再生

 皆様、おはようございます。今日は9月6日日曜日、私は中小企業診断士の福田徹です。

 数ヶ月後に資金がショートする可能性がある、某顧問先では、担当者の資金状況についての認識がしばしばブレます。

 何度確認しても、次に行くと危機意識が頭から抜けてしまっています。

 これは一体どうしたことなのか?


 どうやら、彼はオストリッチシンドローム(ダチョウ症候群)に罹っているようです。

 オストリッチシンドロームとは、ダチョウが天敵に追い詰められると頭を砂の中に埋めて現実逃避する(真偽不明)ことの比喩から、人や組織が周囲の環境変化を正面から受け入れられずに、現実から逃避してしまい周りが見えなくなっている状態を言います。(詳しくは、以前に書いたダチョウ症候群という記事を参照下さい)

 彼は、本来最優先に考えなければならないはずの資金繰り状況への対処を優先させずに、目の前にある重要度の低い課題に意識を回してしまっているのです。
 そして、彼を除く幹部達は彼以上に、危機意識を失ってしまっています。

 しかし、彼と彼の会社の幹部達には中小企業診断士がついています。私たち中小企業診断士は、彼らの目となり耳となり、彼らを正しい道に導くことができます。

 この会社の事業再生はすでに計画づくりを終えて、事業再生計画は実行段階に入っています。

 だから、すぐに現実をすべて直視しなくても、薄めを開けていればいいのです。


 安心して下さい。あとは、設計図通りに皆さんの手を引いて、目を開けても恐くないところまでご案内申し上げます。

 

※関連記事とこの記事のカテゴリー
再生の本筋は事業と人生の再構築
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雇用調整助成金~復活を見据えた体質改善が重要

2009年09月02日 | 福田徹の企業再生

 皆様、こんにちは。今日は9月2日水曜日、私は中小企業診断士の福田徹です。

 再生の現場から見ていると、雇用調整助成金(中小企業緊急雇用安定助成金)は諸刃の剣だと感じることがあります。


 雇用調整助成金(中小企業緊急雇用安定助成金)は、雇用保険の加入者の休業補償です。休業補償というのは、会社都合での休業(一時帰休・レイオフ)時の給与負担の一部を助成される制度です。

 いわゆる失業給付が失業者本人へ支給されるのに対して、この助成金は雇用を維持する雇用者側に支給されます※。

 昨年末より、どんどんと支給基準が緩くなり、多くの製造業が受給している状況です。

 昨年秋以降の状況急変時には、この制度により救われた企業が多いのではないでしょうか。今回のような急変時に緊急避難的に活用されることは、この制度の趣旨にもあっているのでしょう。

 しかし、この状態が半年・1年経つと助成金がもらえることが前提の経営体質となってしまう危険があります。受給期間が長引けば長引くほど、今度は企業の体質改善を阻害する要因になるのです。

 1年目の社員1人あたりの日数上限が100日から200日にかさ上げされていることから、ほとんどまるまる休業して助成金を受給する異常な状態が1年間は続けられるということです。

 この期間、助成金ありきで経営を続けてくると、その企業は助成金依存体質になってしまいます。

 いつまでも助成金を受給し続けられるわけではないので、受給限度に達した時以降の企業経営が成り立つための体質改善が重要です。

 つまり、助成金で雇用を維持することは大切なことですが、受給している企業は、その後を考える必要があるのです。

 具体的には、助成金が止まった後にも、現在の人員に、現在の給与を支払い続けることができるのかを今すぐに具体的な数字で検討して下さい。


 繰り返しますが、助成金には日数の限度があります。また、受給になれてしまうと、受給が前提の資金繰りになってしまっていると思います。

 無計画で無自覚なこの状態を放っておくと危険です。

 雇用調整助成金を受給している企業は、すぐに社員1人1人の残り日数を把握するとともに、すぐに助成金を受給できない場合の資金繰りについて、資金繰り表を作成するなどして具体的に検討して下さい。

 
※雇用調整助成金は、支給額の規定がある。また1日あたりの支給上限額が設定されている。そのため、会社が社員に支払う給与額とは乖離があるケースが多い。

※関連記事
中小企業緊急雇用安定助成金(2009年2月の記事)
雇用調整助成金~復活を見据えた体質改善が重要(当記事)
続・雇用調整助成金~モラル無き受給は破綻への道

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ドライとウエット

2009年08月20日 | 福田徹の企業再生

 皆様、こんにちは。今日は8月20日木曜日、私は中小企業診断士の福田徹です。

 今日は、経営コンサルタントにおけるドライとウエットの使い分けについて考えます。


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 経営コンサルタントは、ドライでありウエットでもあることが理想です。


 常に物事の大局を意識して判断を下す。将来の成功や全体の利益のためには、個別の事情を容赦なく捨てる考え方は、どちらかというとドライな側面です。経営コンサルタントは経営者に助言する立場ですから、経営者の視点でドライに判断できることが重要です。

 また一方で、経営コンサルタントが経営者や顧問先企業の社員に信頼されるためには、「人の気持ちがわかる」もしくは「他人から人の気持ちがわかる人と思われる」ようなウエットな面も必要です。

 つまり、経営コンサルタントには、ドライ面とウエット面の両方が必要です。


 これは、自分の中で複数の視点でものを見て、複数の思考を持つと言うことでもあります。

 経営コンサルタントは話す相手や状況によって、視点と思考を変えます。

 ある時には鳥の視点から大局をみて、またあるときは虫の視点で個々の人の感情を捕らえるなど、その時によって視野を変化させて、考える内容を変えるのです。


 さて、「視点の移動」と「複数の思考
」はなかなか難しいですが、こうしたことが自然にできる経営コンサルタントを、私はめざしています。



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再生をめざす許認可事業に朗報~「中小企業承継事業再生計画」認定制度

2009年08月05日 | 福田徹の企業再生
 皆様、おはようございます。今日は8月5日水曜日、私は中小企業診断士の福田徹です。

 「中小企業承継事業再生計画」の認定制度をご存じでしょうか。営業上の許認可が必要な必要な事業を行う企業が事業の再生を行う際に発生していた許認可承継のネックを解消できる制度です。

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 「中小企業承継事業再生計画」の認定制度は、中小企業が会社分割又は事業譲渡による第二会社方式で再生する「中小企業承継事業再生計画」を作成し、国による計画の認定を受けると、営業上必要な許認可等を承継できる特例や、税負担の軽減措置、金融支援を活用することができるという新しい制度です。

 会社分割又は事業譲渡による第二会社方式とは、過大な借金を背負った企業が、会社分割や事業譲渡等の手続きを経て、収益性が見込める事業を別会社に移して営業を継続する再生手法です。

 こうした手法を採るときにネックになっていたのが、営業に関わる許認可です。今までは、営業に関わる許認可が新しい会社に承継できずに、第二会社方式による再生をあきらめるケースが多くありました。

 そこで、旅館や建設業、バス、タクシー、トラックなど許認可が必要な業種で再取得が困難な許認可について、旧会社から新会社がその許認可を承継できるという点が、今回の新制度の肝です。

 この制度では、「中小企業承継事業再生計画」についての国の認定が必要です。

 認定にあたっては、財務状況が悪いことの証明、公正な債権者との調整プロセス経ていること、雇用の8割確保など、9つの要件があります。(詳しくは以下の中小企業庁のページをご覧下さい。)


 私は、新しい制度でより多くの企業が救われることを願っています。制度の活用方法等について、わかったことがあれば、これからも情報提供していこうと思います。

 
※制度についての中小企業庁のページ
「中小企業承継事業再生計画」の認定制度
認定制度の概要・フロー(PDF)

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決断の時

2009年08月04日 | 福田徹の企業再生

 皆様、こんにちは。今日は8月4日火曜日、私は中小企業診断士の福田徹です。

 顧問先某社が再生の山場を迎えています。


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 某社では、幹部会が作った再生案について、幹部と社長間のすりあわせ中です。

 幹部会が再生案を作ることには、再生の実行部隊となる幹部の皆さんに作っていただくことで、再生をスムーズに実行に移す狙いがあります。

 自分たちが作って、社長が決断して実行するという形を作ることにより、自ずから納得感を得られる再生案を作ることができます。

 再生案が、ボトムアップされたら、今度は経営者の決断の時です。

 必要な修正を要求して、実行を指示します。

 「社長、しびれるような命令を期待しています!」 


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企業の「冬眠」策はない

2009年07月27日 | 福田徹の企業再生

 皆様、こんにちは。今日は7月27日月曜日、私は中小企業診断士の福田徹です。

 今日は、事業再生において、企業の「冬眠」策はないということをお話しします。

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 資金繰りが厳しい企業のリストラ(事業再構築)というと、一つは借入の返済のリスケジュールや借入圧縮などの財務施策の他に、人件費などの経費削減施策が行われるのが常です。

 経費削減で注意しなければならないことは、何もかもを削ってはだめだということです。

 これからの当社が拠って立つ部分については、人やモノを残し、場合によっては将来のために強化しなければなりません。

 何かを捨てて何かを取る。
 
 この時代を乗り越える経営には、リスクを取って経営を前に進める戦略的発想が必要です。

 たとえば、「今年は先が見えないからじっと我慢=冬眠する」という考え方は、戦略的でない上失敗する確率が高いと考えられます。

 なぜなら、この不況を脱したあとの世の中において、いままでと同じビジネスの形が成立するとはかぎらないからです。

 つまり、企業が「冬眠」をして、次の世の中への対応を怠ってしまうと、いざというときにも目覚めることができず、死に体のまま何もできずに死を待つことになるのです。

 だから、企業の「冬眠」はまずいのです。


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再生ブルドーザー始動

2009年07月16日 | 福田徹の企業再生

 皆様、おはようございます。今日は7月16日木曜日、私は中小企業診断士の福田徹です。

 昨日のクライアントとの打ち合わせでは、クライアント側に大きな進展がありました。

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 某社の常務は強面です。某社の再生では、強面であるがまじめなこの方がキーパーソンになるのは間違いありません。

 企業再生では、再生にむけて様々な施策を実行するブルトーザー役が不可欠です。我々が外からできることは限られており、実際に組織を動かす強力な実行役が必要なのです。

 そういう意味では、今回のケースでは、この方ほどの適任者はいません。

 最初我々の考えた再生スキームを簡単に信用していただけなかったその方は、経営者と喧嘩までして抵抗しました。それでも我々の話をよくよく聞いて考えて、一度理解したからには、猪突猛進してくれそうなタイプの人です。

 昨日は、その方がついに「自分はこれ(再生スキーム)を進めます」と言ってくれました。

 さあ、地ならしをして道を造るブルドーザーが始動しました。いよいよ、再生が動き出します。


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弁護士に学ぶ

2009年07月14日 | 福田徹の企業再生
 皆様、おはようございます。今日は7月14日火曜日、私は中小企業診断士の福田徹です。

 事業再生関係の仕事で、弁護士の先生とお会いする機会がありました。今までの人生で弁護士とまともに会話したのは初めてかもしれません。

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 弁護士先生は、さすが呑み込みがが早いです。複雑な内容の案件でしたが、少しの説明で瞬時に概要を理解して、ポイントをつかみ、的確な質問を返してきます。

 いや、とても勉強になりました。

 弁護士というと、法廷での活躍のイメージが強いですが、考えてみれば当然のこと、依頼人の話を聞くプロでもあるわけですね。

 若い先生でしたが、相手の話を聞く姿勢、確認の仕方、状況を整理して把握する力、相手の話を聞き受け答えしながらのメモ作成(後追いで整理しながら)など、真似をしたいところが多々ありました。

 能力差もありその弁護士と同じようにはいかないこともきっとありますが、私にも真似できることはどんどん真似していきたいと思います。


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究極の選択

2009年06月29日 | 福田徹の企業再生
 皆様、おはようございます。今日は6月29日月曜日、私は中小企業診断士の福田徹です。

 経営とは、選択することです。分かれ道にきたら、ある道を捨てて、ある道を選択することが経営です。分かれ道に来ても、気付かないふりをして、今まできた道なりの道を行くことを経営とは言いません。

 なぜなら、ある道を選択することによって、その道の先にある危機を回避したり、選択するリスクに応じたチャンスにより企業が大きく飛躍することこそが経営の本質だからです。

 経営者の仕事は、時には安全を選び、時にはリスクを取るといったぐあいに、常に選択をし続けることです。
 常にこうした選択をし続けることによって、ある時には危機を回避し、ある時には大きな飛躍を得ることが経営者の役割であり、今までと同じ道を行くだけならば、管理者がいればすむことです。

 つまり、選択をしなくても良いのであれば、経営者はいらないのです。


 ところで、業績が悪化している企業では、従業員に辞めていただくか、または企業が倒産するかという、究極の選択の場面が起こり得ます。

 こうしたときに、経営者がこの2つの選択肢に気付かないふりをし、何も選択しないで判断を引き延ばすことはとても危険です。

 早い時期に、この究極の選択のどちらかを選ばないと、従業員に退職金が支払えないなどいろいろと周囲に迷惑をかけた上、しかも倒産するという最悪の結果を招くことになります。

 経営者という職業は、こうした究極の選択もしなければならないとても辛い仕事なのです。


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