絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

タイトルは裏表紙に・・・

2010年12月13日 14時47分55秒 | 
グリム童話 あいててて! (児童図書館・絵本の部屋)
ナタリー バビット
評論社

童話とか説話とかは、ぜんぜん違う国のお話でも、どこか共通な面があったり、

お話の部分部分が別のお話の部分になっていたりと、なかなか興味深いものがありますね。

そういうのを研究して、世界共通のものを提示したのがユングの心理学ですかね?

文学を心理学的に切ってしまったら全くおもろくなくなる、というのがいわゆる文学者の意見でしょうか。

この童話も、「あれ?これどっかで聞いたことがある」とか「このお話って別のお話といっしょでは?」とか

いろいろ思うことがあるかもしれませんね。

テンポ良く、最後まで飽きさせない、なかなかの絵本です。

ちょっとノスタルジックな絵が「ほんとうにあったことなの?違うの?」と夢か幻かと思わせてくれます。

なにより、江戸っ子調!?の語り口が子ども達を一気にお話の世界へ引き込みます。


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