絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

生活者

2006年06月07日 08時56分01秒 | 子ども
昨年度からPTA費の図書充実費で本を買うことになった。
この予算は例年当てられてきたが、課題図書を一部買うに留まっていた。
(選書は先生方)
本がないのに、予算もついているのに充分買わないのはどうしてなのかと
誰しも思う。(これは市の教材費ではなくPTA費)
いろいろと、今のわたしのように保護者が実態を知ってくると
都合の悪いことがある。(立場をかえてみれば、すぐわかる)
まっとうなことをしようとすると仕事が増えるのだ。
転任、あるいは新任できたときには「なんだ!?」と思っていても、
1年後には「仕方ない脳」になって、流されていく。。。
一方で、仕事を減らすのが使命と思っている人たちもいる。
「わたしたちは生活者だ!」とその人たちは声高に言う。

昨年うちの学校に産休育休で通算6年ブランクのあった先生が
復帰してきた。(休業する前の学校に復帰)
しかも4月からではなく、9月から。
この1学期間は、新卒の常勤講師で賄った。
復帰がわかっていたが、充分権利を行使したわけだ。

担任された子どもの側からみてみると
せっかく慣れてきた先生が1学期で去り、2学期にまた一からだ。
せめて4月から来てくれてたら・・・と親たちは言っていた。
これも、みんなが目いっぱい取るから取って当然と思って
休業するのだろう。(「とらない選択」なんか先生たちには想定外)

この同じ年に隣接する幼稚園の担任が、1学期半ばに復帰してきたら
もう産休手前の状態で、また9月から講師で賄うことになった。
つまり、1年保育の間に3人も担任が変わったのだ。
もうここまでくると、開いた口がふさがらず
「生活者」ってそんなに待遇がいいのかと思ってしまうのだった。

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