絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

あるじなき庭にも春は来にけり

2012年05月14日 01時54分25秒 | Weblog
2月の中旬にわが家の愛犬が死にました。17歳と2か月でした。亡くなる2日前まで歩いていましたが、腰が抜けたように立てなくなった途端、スプーンでさえ水も飲まなくなり、私が用事で出かけてる間に逝ってしまいました。
帰ったら玄関先に気配がなく、呼んでも揺すっても駄目でした。犬なのに、犬だけど、悲しくて、年甲斐もなくヒクヒク泣いてしまいました。
用事から帰ったら病院に連れて行く予定だったのに、「そんなこともうしなくてもいいよ」と言っているかのような最期でした。
17年もの長い間お世話になった動物病院の先生には、柴犬が、桜の木の下で花びらと戯れている絵葉書で、礼状を書きました。
犬小屋は急に廃屋のようになって、強風で屋根が剥がれてしまいました。狭いはずの庭もがらんとして寂しい限りです。

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