絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

実践的対面朗読研修

2006年10月28日 14時07分19秒 | Weblog
昨日もまた、対面朗読の研修があった。
この日は、東京からはるばるベテランの講師が来てくださった。
(毎月の先生とはまた別の方である)
これで、三回目くらいになるかなぁ。

結構高度な内容のお話、先回と今回は実践的な研修、
いわゆる「ロールプレイング」というやつで
ふたり一組で、お客さんと読み手の役をやってみるのだ。
これが結構冷や汗もの。
ことを「テキトー」に済ませる人と、そうでない人がいるので
まじめな人に当たって、先生の前で読むのに真剣勝負の
難しい要求を出されて、ちゃんとできないと「ほらね」みたく
先生に指摘されてしまうのである。う~~~~

先生のおっしゃることは非常にごもっともなのだが
実際には、この図書館では遭遇しない場面だ。
しかし、そうも言ってられないので、
質疑応答のときには、2回とも質問した。

現実にどぎまぎしたこととして、携帯電話の絵文字をメールで使うとき
一般的な文例を教えてほしいと言われて、
自分の感覚しか伝えられなかったけどそれでよかったのか?
ということと、お客さんが眠りそうになったとき
どうしたらよいのか?という2点を質問した。

これについて自分のなかではすでに答えらしきものはあるのだが
ベテランには何か特別のセンスがあるのかと思ったのだ。
答えは、自分が思っていたとおりのごくごく常識的なことだった。
つまり、突き詰めていったとしても
対面朗読は技術的なことより、相手の身になるという
(つまり、視覚に障害のある身になって判断する)
ごくごく基本的な、人と人との関係を大事にする気持ちさえあれば
お客さんに喜んでもらえる、ということだった。
(そのように自分は感じた)

研修のはじめに、やはりそのことを講師の方から
お聞きしたかったと思う。
そうすれば、研修を受ける側も、もっとリラックスして
いきいきとこの活動に向かう気持ちになれただろう。


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