絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

企業内研修

2006年08月12日 22時13分56秒 | Weblog
新人だけでなく、いろいろな研修が行なわれていて、しかも
業務に関するもの以外の?研修もなかにはあります。

うちの夫の会社では、ある年齢になるとお呼びがかかって
家族関係といいますか、家族について(とくに夫婦関係)
ある研修を受けることが義務付けられています。
俗称・たそがれ研修と呼ばれているものですが。。。
最近、この種の研修を行なう会社も多いと聞きます。

研修に先立ち、社員は配偶者と同じ内容のテキストを読み
それぞれ別個に質問表に回答します。
おもに、それまでの家庭・家族に対する考え方や夫の価値観を
妻も共有しているか?ということを見られます。
そして、それは研修でグラフ化され点数がつくのです。
このような研修は、結構流行って?いるようです。
もちろん、外部の専門の会社に委託してやりますが
結果は人事部が掌握します。(資格試験と同様です)

それだけならいいんですが、この質問表への回答とともに
妻に宿題が出されます。それが「妻から夫への手紙」なのです。
つまり、いままでの人生を振り返って書け、ということなのです。
しかも、それは封をして提出し、研修の最後に夫がみんなの前で
それぞれ音読させられるというので
「なにそれ~~~」の世界、全く冗談も休み休み
言って欲しいものですが、それこそ「生活」がかかっていますから
しかたなく、嘘八百書くしかない。。。いやいや感謝の気持ちを
縷々と書きまして。。。

ほんとは研修時にしか読んじゃいけないんですが、
何が書いてあるか、夫は心配で心配で、「検閲を行なう」とか
言って、先に読んでしまいました…
「そうかそうか、うんうん、わかっていればよろしい」
などとひとり納得している、『単純』は幸せってもんです。

なぜ、そんなに、この手紙を気にするかといいますと
(それは、研修を受ける人みなですが)
以前、ある年の研修で、この「妻からの手紙」に
離婚届が入っていたことがあるという噂が、まことしやかに
囁かれていたからです。
そんなこと、ありえないって思うでしょ、普通。
でも、ひょっとして。。。。と思うようなことがあるんでしょう。
皆、仕事多忙、生活のためとはいえ、どこまで妻がそのことを
理解し納得しているかについては、自信なんてないからに
違いありません。


この研修の目的は何かと不思議に思いますが、
主に出向前の時期に実施しているところをみると
それまでの『会社一筋』をやめてこれからは家族のことを
考えて、平穏に出向していきなさいということなのかも。
まあ、自分の家庭について、きちんと向き合う機会と
思えば、そう悪くないものかもしれません。



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2 コメント

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おもしろいねぇ~ (長岡)
2006-08-13 09:54:40
どこのご主人も自信がないのか~ まぁ、そうでしょそうでしょ

妻からの手紙も、読まれる状況がこのケースでは、書くことも限られてきますよねぇ

本音なんて、書けないもん

せっかく、こんないい機会?を儲けてくれるのに、

その手紙は各自がそれぞれに読むようにしたほうがよりいいものになりそうなのに・・・

でも、離婚届の件も・・・ありえるかもね(笑)



それでも琴音さんがおっしゃるように、確かに特別なことがない限り、

こんな風にこれまでの家庭の歴史を振り返ることもなかなかないですよね





しかし、ご主人、もうそんなお年ですか?

ご主人と年齢差が大きかったかな?

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うちの会社は (琴音)
2006-08-13 10:36:59
うちの場合、この研修は40代後半に行なわれます。

50才が出向のひとつの目安の年なんですね。

(夫はいま50歳です)

60の退職までにはかなりあるのですが

だいだいこの40代後半で、会社の中での先が見えて

来るというか…

まあ、それにも増して『離婚届』じゃ、やってられないでしょうね。(ショックで立ち直れないでしょう)

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