絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

許可先生の教室発表会

2013年11月09日 19時22分51秒 | Weblog
今日の午後、許可先生の二胡教室の発表会がありました。
あらかじめ整理券申し込みをして聞きにいきました。
他の二胡教室のように、自由に誰でも聞いていいスタイルではないです。
発表会も実にユニーク、先生が納得しないともう一回弾くことに・・・。
先生の指導も入って、さながら二胡の公開練習風になりましたが
この先生のいわんとすることが、観客にもダイレクトに伝わってきて
勉強になりました。

許可先生がどの曲でも強調しておられたのは、やはり「表現」ということだったと思います。
いかに曲調を理解し、それらしく弾けるか、ということのようでした。

バイオリンでも管楽器でも二胡でも、同じなんですね。

生徒さんたちの合奏を聞いて非常に驚きました。
今まで聞いたことのある合奏と全然違いました。
音程の確かさと音の良さ。
日頃の鍛錬の賜物と察します。
ほんとうに良い音で良い演奏でした。

でもそれだけじゃなかったんです。
そのあと、上級者の方の演奏があり、ほんとうに驚きました。
素晴らしい音でした。
二胡ってこんな楽器だったけ?と思うくらい、もしも「天上の音楽」というものがあるなら
こういうのを言うんだろうと思いました。
普通の音階練習でさえ「美しい音楽」になっていました。

えっ、一体全体、どうしたらあんな音が出るんでしょ???
まったくの雑音なし、透き通るような音色だったんです。
そして、演奏者と曲が一体になっていました。

ほんとうに衝撃の二時間でした。
そしてあの音と演奏の裏にある果てしない精進の日々を思いました。

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